内容説明
“顧客の時代”におけるビジネスモデル設計の最先端!“サービスデザイン思考”、待望の入門書。“基礎概念”“25の思考ツール”“導入事例”を詳説図解。
目次
サービスデザインとは何か?
サービスデザイナーと呼ばれるのは誰か?
サービスデザインはどのように進行するか?
サービスデザインの思考ツール
サービスデザインの導入例
サービスデザイン深考編
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Moloko
2
サービスデザインについてはある程度の前提知識があって、読んでみると氾濫傾向にあるサービスデザインの概ねの共通コンセプトを纏められた感はある。他の方の感想を読むと本当の入門書としては読解に根気がいるし、具体例が後半に来る上に日本人には馴染みがない事例の数々であるので、評価が割れるのではと思った。通読するよりも事例だけをまず読んでから読者自身の関心ある問題やテーマにどう応用できるか考えながら読むと良いかもしれない。中身としては、顧客のニーズに硬直的な反応しかできていない組織(特に行政)の行動の変革ツールかと2017/09/06
hori-chan
1
最初「薄い緑の字が読みづらっ」と思ったが、翻訳が良いのか、構成が良いのかスラスラと一気に読み終わった。手元に置いておきたい一冊かもしれん。2016/02/09
yutusbochan(yasuhiko.utsubo)
1
サービスデザインという思考方法。①ユーザー中心、②協創、③インタラクションの連続性、④物的証拠、⑤ホリスティック(全体的)な視点、本書ではこの5つの原則をもととする思考とあるが、まだ一つに定まった定義はない学際的なアプローチだそうです。これからのビジネスやアイディア創出を代えてゆくものになるのだと思います。初読では理解しきれなかったので、時間を置いて再読してみたいと思います。2014/02/01
げん
1
サービスデザインの全体像が初心者にも分かりやすく書かれている。この本自体もサービスデザイン思考で作られたとのことで、普通の本にはない大きめのアイコンや、用語のリンクの矢印が多用されていて視覚的にも理解しやすい。カスタマージャーニー、サービスブループリントなど、多くのツールも紹介されていて、参考になった。教科書的に鵜呑みに使うのではなく、実践して自分なりの方法を見つけよ、と書かれている通り、一つ一つ実践していきたい。2014/01/28
Makoto Murata
1
マーケティングとサービスとデザインを、漠然と意識していたときに薦められた本。それぞれ意味や方法論があるが、「顧客中心」という共通項で考えると、バラバラだったもの(価値)が一つに纏まっていく。本書で繰り返されるホリスティックな視点とは、そういう事なのかという印象をもった。「顧客視点で」と当然のように言われるが、踏み込んで深く考える機会はまだ少ないのではないか。ハードウェアのものづくりにも、今後はこうした意識を持つことで、新しい切り口を産み出せるのではないか。実践に活かしていきたい。オススメです。2013/10/04