内容説明
しくみを知れば、デザインの幅はもっと広がる。オフセット印刷を使うために知っておきたい知識と技術をわかりやすく解説。
目次
1 印刷物と仕様(事例紹介;仕様とは/発注に際して)
2 オフセット印刷のしくみを知る(版:データと版;色:印刷機で再現できる色;紙とインキ:モノ×モノの相性)
3 オフセット印刷で遊ぶ(アプリケーションを便利に使うTIPS;しくみ×機能でつくる応用アイデア;インサツクラブ:オフセット印刷機を使ったワークショップ ほか)
著者等紹介
野口尚子[ノグチナオコ]
1984年生まれ。「印刷の余白Lab.」主宰。フリーランスで特殊印刷ほか様々な印刷物の監修とデザインを手掛ける。現在は芝浦のイベントスペース「SHIBAURA HOUSE」を運営する(株)広告製版社に所属しながら、フリーでも編集・執筆や講師として活動。紙と印刷に関わる講座やワークショップを開催する「紙ラボ!」の企画も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nizimasu
2
印刷と編集デザインは近くて遠い溝みたいなものがあると思う。そんな実務的な溝を埋めるためにあるような本だ。印刷という編集サイドから見えない現場の現状とそれをいかに仕様に落とし込むかという印刷サイドからの提案。本が売れないと言われて久しいがDTPで失われた編集の暗黙知の部分がこの本には引き継がれているなあと感じたのでありました2014/01/06
hobby no book
0
解説がコンパクトで読み易い。用語の解説もシンプルで大枠を知るのには適していた。2017/04/02
someru
0
業務上、印刷の知識も多少必要になってきたので読んでみた。初心者でもわかりやすく、読みやすい。2012/10/18
三月★うさぎ
0
オフセット印刷というのは、たった4色のインクでかなりいろんな表現ができるすごい発明だと私も思う。でもそこには限界があり、限界のなかでも工夫次第で楽しいことはいろいろできると教えてくれる本。それに適切で正しいデータを作ることが、結局はデザイナーさんが作りたいものに近い製品をつくる一番の近道なんだよな。DTPやる人は読んだ方がいいと思う。2012/09/19