目次
01 生命の樹
02 ツリーからネットワークへ
03 ネットワークの解読
04 無限の相互接続性
05 新しいビジュアル言語の構文
06 複雑性の美
07 未来の行方
著者等紹介
リマ,マニュエル[リマ,マニュエル][Lima,Manuel]
Royal Society of Arts(英国王立芸術協会)会員。マイクロソフトBingのシニア・ユーザーエクスペリエンスデザイン・リーダー。VisualComplexity.comの創設者。マイクロソフトに入る前はノキアでシニア・ユーザーエクスペリエンスデザイナーとして、また広告会社のR/GAでシニア・インタラクションデザイナーとして勤務。ニューヨークのパーソンズ・スクール・オブ・デザインのインダストリアル・デザインにおいて美術学士(BFA)、デザイン&テクノロジーにおいて美術博士(MFA)を取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
浮かれ帽子屋
11
複雑なものを複雑なままに。されど知覚できる形を与える。この可視化のアイデアとコンセプトを要約した金字塔的一冊が本書である。情報の可視化には、太古から多くの樹形図が用いられた。しかしその優れたツリー構造モデルには、一方で中央集権性・トップダウン性が付随する。それは現在のネットワークのような無軸で複雑な広がりを表現するには適さない。そして、世界の様々な情報はこうした構造を内包している。関係性を変質させずにしかし理解できるものへ。世界中で挑戦される可視化の事例を紹介しつつ新しいヴィジュアル言語を模索する名著。2012/07/05
保山ひャン
4
情報の可視化についての本。1、生命の樹。2、ツリーからネットワークへ(都市を計画する、神経のランドスケープなど)。3、ネットワークの解読。4、無限の相互接続性(引用、インターネット、タンパク質など)。5、新しいビジュアル言語の構文(放射状の広がり、有機的なリゾームなど)。6、複雑性の美。7、未来の行方(寄稿)。『不思議の国のアリス』での単語の頻度と関連性のマップ(ユリシーズやケルアックでも作られている)や、地球全体での朝食シリアルの生産量と消費量など、なんでも可視化しちゃうんだな~、と面白かった。2016/02/05
デコボコ
3
実例・図版が豊富で、特に第4章「無限の相互接続性」と第5章「新しいビジュアル言語の構文」が面白かった。2015/02/22
EnJoeToh
3
綺麗だけど、統計量は?2012/05/05
cue.1
2
◇視覚に変換されることで隠されていた秘密を覗き見てしまった錯覚に。