内容説明
現在、郷土玩具は廃絶したものも多くありますが、同時に残るものもたくさんあります。本書では、土地土地の個性がきちんと表れている、古い時代のものを厳選して紹介するかたわら、現在手に入るものも紹介しています。
著者等紹介
木戸昌史[キドマサシ]
編集者。1978年新潟県柏崎市生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒業。元「design adDict」エディトリアル・ディレクター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ふじ
15
非常にデザインがオシャレな郷土玩具本。デザインに振った本にありがちな、文字の割付の読みにくさがあり、読み切るのに随分時間がかかってしまった。さびれた田舎のお土産屋さんで見るのとは違い、きちんとしたレイアウトの中で見る郷土玩具達は、ものによってはセレクトショップのオブジェにも見える。「美の教育のない地の住民が生み出す美」を再評価する流れが、昨今の郷土玩具や民藝の再評価に繋がっているそう。その上から目線もどうかと思うけど…2022/07/29
黄色と橙
7
教育や科学に寄与する知育玩具とは異なり、素朴な祈りや生活に根ざした温かみのある郷土玩具を紹介した本。「劣化したモダニズムの氾濫」と「民藝やフォークアートへの回帰」(本著収録コラムより)も確かにあるのでしょうが、そんな難しいこと抜きにして、可愛くてお洒落な面白本として楽しめます。例えば表紙のざるかぶり犬(東京)。安産祈願の犬張り子に竹笊を被せているのは、犬に竹冠をのせると「笑」になるから。江戸っ子らしい粋な洒落と、子を思う親の気持ちの込もった素敵な玩具ですね。欲しいなー。2012/07/29
エムコ
4
民芸をMINGEIと表して本にしたような感じ、かな。スタイリングが今ドキでかわいい。モデルの使い方も参考になります。2009/12/16
こらげ衛生兵
1
ほぼ写真だが、読み物としても◯2013/07/08
ㄜƕ
0
ざるかぶり犬が可愛すぎる。2015/11/09