出版社内容情報
村上隆や奈良美智が世界的ビッグネームになった日本の現代アートの世界でも、彼らに続く才能の萌芽が、次々と花開こうとしています。 「誇り」と「勇気」を持って、新しい試みに挑戦している日本のアーティスト達は、着実に今、疾走を始めています。本書ではアートプロデューサーである著者独自の視点で、現代アートにつながる世の中の事象・現象を鋭く分析し、次世代のアーティストたちがどこへ向かっているかを、豊富なカラー図版とともに解き明かしていきます。
内容説明
経済が凋落し、不吉な事件が頻発するなど、明るい未来が奪われた90年代は、「失われた10年」とも言われた。しかし、その間に日本のポップ・カルチャー―アニメ、映画、音楽、ファッション、そしてアート―はいつの間にか世界を席巻していた。村上隆や奈良美智が世界的ビッグネームになった現代アートの世界でも、彼らに続く才能の萌芽が、次々と花開こうとしている。本書では、歴史的背景を独自の視点で捉え、現代アートにつながる世の中の事象・現象を鋭く分析し、次世代のアーティストたちがどこへ向かっているかを解き明かしていく。
目次
第1章 クールジャパン/日本の文化力
第2章 日本の現代アートに広がるクール
第3章 小さいもの・かわいいもの・ファンシーなものが好き
第4章 歴史から見た日本アート/庶民の目利きパワー
第5章 笑いとアート
第6章 失われた10年
第7章 未来への疾走
著者等紹介
山口裕美[ヤマグチユミ]
アートプロデューサー、現代美術ジャーナリスト。「現代アートのチアリーダー」として現代アートの応援団を作るべくWebサイト、「TOKYO TRASH」を主宰。アート系NPO法人「芸術振興市民の会」(CLA)理事。eAT金沢99総合プロデューサー。学校法人KIDI学園顧問。2004年アルスエレクトロニカ・ネットビジョン審査員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

              
              

