やまと絵本
空とぶ鉢―国宝信貴山縁起絵巻より

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  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 22X22cm
  • 商品コード 9784860954918
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

著者等紹介

寮美千子[リョウミチコ]
1955年、東京に生まれ、千葉に育つ。県立千葉高校卒業。中央大学中退。外務省勤務を経て、広告コピーライターとなる。1986年、毎日童話新人賞を受賞、作家活動に入る。詩、絵本、幼年童話、小説、ノンフィクションなど、幅広く活躍。天文、自然科学、先住民文化など、守備範囲も広い。2005年、小説『楽園の鳥―カルカッタ幻想曲』(講談社、装丁・平野湟太郎)で泉鏡花文学賞を受賞。翌年、憧れの古都・奈良に転居。2007年より、奈良少年刑務所の社会性涵養プログラム講師として、月1回の授業を受け持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒラP@ehon.gohon

30
お話も面白いのですが、国宝の信貴山縁起絵巻を楽しむ絵本です。 850年以上昔の絵巻物ということですが、少々薄くなった絵の中に、当時の生活が忍ばれます。 信貴山朝護孫子寺の由来が、寄進によるものという受け取りをしたのですが、お布施というものが、強制力を持っていたようで、不思議な感じがしました。2021/12/01

モリー

30
国宝『信貴山縁起絵巻』の一部を絵本にしたもの。昔々、貧乏だが自分が食べるのを我慢してでもお布施を欠かさない若者がいました。やがて、若者は油を搾る商売で大金持ちになりました。すると、態度を変え托鉢を見ただけで鬱陶しがるようになってしまいました。はてさて、この御仁にどんな天罰(?)が下ったのでしょうか。それは読んでのお楽しみ。鳥獣戯画と並んで、日本のマンガのルーツであると言われるこの絵巻については全く知りませんでした。登場人物の表情や仕草がユーモラスで笑いを誘います。知らないままでいるなんてもったいないです。2019/02/09

gtn

25
家々を廻る労さえ惜しみ、リモートで鉢を飛ばし、民から米や金をせしめる坊主。民衆と交わらずして何が宗教家か。そんな奴を尊ぶ民も愚か。迷信に翻弄されるその姿は、作者不明の占いに一喜一憂する現代人と重なる。2021/04/10

とよぽん

23
信貴山縁起絵巻の「飛倉の巻」から。人々の表情がとても生き生きと描かれている。これが伝えられている奈良のお寺に行ってみたい。2019/02/16

Kikuyo

18
『信貴山縁起絵巻』を絵本にしたもの、人々の表情がなかなかユーモラスで米俵も空を飛び「まんが」に近い感覚のある絵巻ですね。こういう国宝絵本良いですね。2019/06/23

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