内容説明
かつて時代の先端を行き、絶えず革命的な変化を受け入れ、また起こしてきた町、秋葉原。その古き歴史の流れを一挙、総解説する。アキバを愛する全ての人に捧げる歴史読本。
目次
序章 アキハバラ興亡史 家電とPC、コンテンツ文化、そして萌えの先端を担う都市の光と影
第1章 アキハバラ、その歴史の開闢とラジオによる電子文化の開始
第2章 ラジオから家電へ
第3章 PC文化の流入、そして台頭
第4章 伸びゆくゲーム文化、そしてWindows95の登場によるPCの一般化
第5章 「形のないものを取引する」コンテンツ文化の発明
第6章 萌えとヲタク、その文化の驚異的な波及
第7章 政治と資本の流入、サンカンミン・フクゴウタイ帝国の介入、ホコテニズム運動―アキバ文化と秩序の綱引きの現場
第8章 見えていたアキハバラの文化の飽和、そして未来
終章 コンテンツの町として成熟。利権が固まりつつあるこの町に新風を吹かせるものは?
著者等紹介
来栖美憂[クルスミユウ]
性別・年齢ともに不詳。ゲーム、漫画、アニメ、特撮、メイド、コスプレその他アキバ系の文化に精通。一部はその身で実践済み。週刊誌記者からスタートした文筆稼業は、政治からサブカルまで硬軟自在。漫画原作、ゲーム製作、そしてアイドルプロデュースと活動範囲を拡大中。アニソン文化に詳しく各方面で活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ふじ
12
毎日秋葉に行く身としては、読まない訳にはいかないなと一気読み。知らないことも多く、ためになった。秋葉原も元は火災跡の焼け野原で、神田川があったからこそ流通が盛んになり、その後青果屋が発達。近くの工業大の影響でその後商材がラジオ、鉄道、無線、家電、ゲームやPCへと切り替わって行く。そしてソフトを扱うようになってから、元々のオタク文化との親和性の高いコンテンツ(同人、コスプレ、メイド)の街に変わっていったとのこと。AKBが出てくる手前、ホコ天事件後の迷走で話は終わっており、続きを読みたくなります。2016/01/30
ちゅるふ
0
世界史の流れをふんまえ、アキバ史を語ろうとする。ホコ天も一応再開されたし、今度またいってみよう。2011/01/30
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