Ciel books
わらいかたをおしえてよ

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  • サイズ B5判/ページ数 1冊(ペ/高さ 25cm
  • 商品コード 9784860952419
  • NDC分類 E
  • Cコード C8798

内容説明

アフリカに、ブラックスというカラスの子がいました。ある日のこと、ブラックスはおかあさんにたずねました。「どうしてぼくの羽は、ただまっ黒なの?おかあさんの羽は、つやつやできらきらしているのに…」「あらブラックス、心からわらえば羽はかがやくものよ」「それなら、わらいかたをおしえてよ」ブラックスがたのむと、おかあさんはいいました。「東にいる大ガラスのところへいってごらんなさい。きっと、おしえてくれるわ。おまえは、かしこいし、もうじゅうぶんに空を飛べるでしょ」ブラックスは、大ガラスのところへいってみることにしました。

著者等紹介

イーザウ,ラルフ[イーザウ,ラルフ][Izau,Ralf]
1956年ベルリン生まれのファンタジー作家。ミヒャエル・エンデの目にとまり、作家デビューした

おおさわちか[オオサワチカ]
大澤千加。1973年生まれ。フランス在住。美術学校エコール・デ・ボザールで絵画を学び、絵画制作のかたわら絵本にも取り組む。現在はフランスの老舗出版社エコール・デ・ロワジール社、Nathan、Milan、Fleurus Pressなどで絵本や幼年誌などの挿絵を手がける他、アニメーションの制作にも取り組んでいる。絵本『ペンペンのなやみごと』(新風舎)は日本図書館協会選定図書に認定されている

さかよりしんいち[サカヨリシンイチ]
酒寄進一。1958年生まれ。和光大学表現学部教授。児童文学を中心に現代ドイツ文学の翻訳紹介をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tokotoko

46
ちょっぴり切ないタイトルの本です。お気に入りさんの感想で、存在を知りました。カラスの子どものブラックスは、自分の真っ黒の羽が気に入りません。お母さんの羽がつやつやでキラキラだから。そんなブラックスに、お母さんは言います。「心から笑えば、輝くのよ」。それからブラックスの長ーい長ーい旅が始まります・・・。読んでるだけで疲れるくらい、長すぎる旅。場所は変わっても、あまりにも単調です。けどブラックス、がんばるよ!どんな大人になって、どんなわらいかたができたか・・・きっときっと見届けてあげてね!2015/06/10

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

18
笑い方を知りたくて世界中を旅するブラックス(カラスの子)。壮大な旅です!見返しに世界地図がついてます。旅が終わると、ブラックスの羽根も黒くつやのある大人の羽根になりました。2019/12/14

小夜風

18
【図書館】お母さんみたいにつやつやできらきらした羽になりたいカラスのブラックス。「心から笑えば羽は輝くものよ」というお母さんの言葉に、笑い方を教えてもらうために世界中を旅します。「笑い」の捉え方が何か腑に落ちず……声真似だけで良いのなら心から笑ったことにはならないのでは?絵はキレイだし世界中を巡るのは楽しかったです。2015/06/01

anne@灯れ松明の火

17
「あらいぐま洗車センター」の おおさわちかさんの絵がかわいくて、他の作品も読んでみたくなった。絵は、期待通り、かわいらしかった。アフリカに住むカラスの子ブラックスは、母の美しい羽がうらやましい。「心から笑えば、羽は輝く」と教えられ、笑い方を尋ねると、「東にいる大ガラスのところへいってごらん」。そこから、ブラックスは、インド、日本、オーストラリア、アメリカ、ヨーロッパと壮大な旅をすることに……。なんでお母さんが教えてくれないの?と思った(笑)が、冒険、経験が大人にしてくれると言いたかったのかな2022/02/05

みさどん

16
笑い方を教わりに次々に動物に尋ねに行くカラス。途中、ほほえみの国日本へ行く記述があって、思わず作者名を見てしまった。ニホンザルからオーストラリアのカンガルーへと続く。このカンガルーの表情が最高におもしろい。カラスの笑い方って、ワライカワセミの声を浮かべてしまった。これだけの冒険をしたら頼もしい大人になるって。2024/09/03

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