内容説明
根拠のない自己肯定、コミュニケーション能力の欠如、社会的サポートの対象にもなりきれず、個人化する社会の中でこぼれ落ちていく。これまでの若者の変化とは明らかに「質」が違う「絶対弱者」という若者たちについて考える。
目次
序章
第1章 絶対弱者とは(教育現場における絶対弱者;社会における絶対弱者;絶対弱者の問題点)
第2章 絶対弱者の風景(国立大学付属中学には入ったものの…;一度落ちることの意味;さまよう心;素直ないい子;クレーマー化する親子)
第3章 絶対弱者の社会背景と時代(絶対弱者はいつ生まれてきたのか―その時代背景;絶対弱者はなぜ生まれたのか―その社会的背景;絶対弱者は障害児ではないのか;絶対弱者の生きる時代)
終章 絶対弱者とどう向きあうか―対談(絶対弱者の発見;教育現場における絶対弱者の現状;絶対弱者をどうするか―処方せんはあるのか)
著者等紹介
三浦宏文[ミウラヒロフミ]
1969年長崎市生まれ。東洋大学文学部印度哲学科卒。同大学院文学研究科博士後期課程修了・博士(文学)。インド哲学専攻の大学院在学中から、塾・予備校・公立高校・私立高校・養護学校など様々な教育現場を経験する。現在、複数の予備校・高校の講師及び、東洋大学東洋学研究所奨励研究員
渋井哲也[シブイテツヤ]
1969年栃木県生まれ。東洋大学法学部卒。長野日報記者を経て、同大学院文学研究科教育学専攻博士前期課程修了。フリーランスライター、ジャーナリスト。主なテーマはインターネットコミュニケーション、少年犯罪、依存、自傷行為など。「生きづらさ」を抱えた若者たちの取材を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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