内容説明
教科書検定で沖縄戦での民間人の集団自決は、日本軍が命令したかどうか分からないとして、記述を「日本軍に集団自決を強いられた」から「追い詰められて集団自決した」に変えられた。
目次
第1章 日本の原影1(世界の英雄、天武・持統両朝―真の愛国心と建国一三〇〇年の歴史を考える;「歴史の真実性」に基づく国家行政―扶桑社版歴史教科書を徹底検証する;天皇の日米戦勝利―義満・信長・家康ら歴代武家政権による「天皇権威」封じ込め政策 ほか)
第2章 日本の原影2(なぜ日露戦争・東南アジア侵攻の本質が問われるか―「日本に対する心」への接近;日本に「四面楚歌」を招く「つくる会」による日露開戦の理由―露国民は納得するか;伝えよう日露開戦理由の真実―満韓問題・露清新条約・日露協商案要領・満韓交換論 ほか)
第3章 「原影」の実体化をはばみ、光かがやく未来を創る(「命の視点」ではなく「国家の視点」に立つ「つくる会」歴史教科書―軽すぎる個の命;拡大する扶桑社版「歴史教科書」の採択現場―二〇〇六年春から杉並区だけで四〇〇〇人;扶桑社版「歴史教科書」使用教室から生徒を救う憲法理論―最高裁判所の判例から ほか)
著者等紹介
和田憲雄[ワダノリオ]
1948年東京都目黒区に生まれる。68年都立小平高等学校、79年中央大学法学部法律学科卒業。予備校英語科講師を勤めた後、92~96年米国ジョージタウン大学ローセンター・ジョージア大学ロースクール修士課程留学。帰国後、アメリカ国務省SD計画日本国首席監理官、在日カナダ大使館運輸監理官を歴任。現在執筆活動に専念する傍ら、「武(道)の精神」の普及に努める。全日本剣道連盟杖道六段、神道夢想流杖術初目録(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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