内容説明
本書の時代は1950年から58年まで。アン・ジュングン探索行にはじまる、デービッドの孤独な旅路は、およそ9年をかけて、アメリカ合衆国、ヨーロッパを経てラテンアメリカへと向かいます。デービッドはこれまで可視世界で色を変えたり、ものを動かしたりと不思議な力を操ってきましたが、アインシュタインとの出会いがきっかけになって不可視な粒子の世界でものを動かすコツを会得します。自分の力の本質をついにつかんだのです。
著者等紹介
イーザゥ,ラルフ[イーザゥ,ラルフ][Isau,Ralf]
1956年ベルリン生まれ。コンピュータ・プログラミングの仕事のかたわらファンタジー小説を書きはじめ、作品がミヒャエル・エンデの目にとまり、作家デビューした。ドイツのシュトゥットガルト近郊に住み、ファンタジーと自然科学を融合させた独特な作家活動をつづけている
酒寄進一[サカヨリシンイチ]
1958年生まれ。上智大学、ケルン大学、ミュンスター大学に学び、新潟大学講師を経て、和光大学表現学部教授。子どもに関わる表現全般に取り組みつつ、現代ドイツの児童文学、ヤングアダルト小説の研究と紹介を行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空箱零士
5
★★★☆ VS安重根、バリオス、そしてロレンツォとの再会。特にロレンツォは個人的にも結構好きなキャラだったので、再レギュラー化は割と嬉しい感じ。また、アインシュタインから能力に関するヒントを貰ったりと、その辺りの歴史的人物との邂逅も面白い。今回はラテンアメリカが舞台の中心となっていて、インドとまた違った感じの、どこか陽気さを感じさせる雰囲気も結構好きな部分があったりもする。それにしても、安重根が「暁の円卓」の使いっ走りな上に、日本側に利敵行為をしていたスパイという設定、韓国人が聞いたらブチ切れそうである。2019/01/06
punto
0
追記。2007/09/11
ちょん
0
本書の時代は1950年から58年まで。アン・ジュングン探索行にはじまる、デービッドの孤独な旅路は、およそ9年をかけて、アメリカ合衆国、ヨーロッパを経てラテンアメリカへと向かいます。デービッドはこれまで可視世界で色を変えたり、ものを動かしたりと不思議な力を操ってきましたが、アインシュタインとの出会いがきっかけになって不可視な粒子の世界でものを動かすコツを会得します。自分の力の本質をついにつかんだのです。 2008/01/01
ymg
0
第7作)朝鮮戦争終結。中南米の独立。オデッサ。2009/06/21
可兒
0
ここで保留2007/12/15