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暁の円卓〈3〉暗黒の歳月(前編)

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  • サイズ A5判/ページ数 309p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784860950453
  • NDC分類 K943
  • Cコード C8097

内容説明

本書は『暁の円卓』第四之書「暗黒の歳月」の前編にあたります。本書では1930年代がクローズアップされ、この期間にデービッドとレベッカが移動した距離には当時としておどろくべきものがあります。トーキョー、ニューヨーク、ワシントン、パリ、ミラノ、ローマ、ハイデルベルク。20世紀もこの時期になると、交通手段の発達によって、いよいよ世界の距離が縮まってきました。本書での交通手段はそれでもまだ船、鉄道、自動車ですが、やがてここに空の乗り物が加わります。飛行船から飛行機、そして飛行機はプロペラ機からジェット機へ。そうした人間の生活に「スピード」を与える発明が相次いだのが1930年代です。また、デービッドの大切な人々が命を狙れます。しかし大切な出会いもあり、デービッドの人生は明と暗にはげしく揺れ動きます。第四之書は「暗黒の歳月」ですが、闇が深ければ深いほど、光の明るさもより際立つようになるもの。本書ではそうした明と暗の予兆がいろいろなところにみられます。

著者等紹介

イーザウ,ラルフ[イーザウ,ラルフ][Isau,Ralf]
1956年ベルリン生まれ。コンピュータ・プログラミングの仕事のかたわらファンタジー小説を書きはじめ、作品がミヒャエル・エンデの目にとまり、作家デビューした。ドイツのシュトゥットガルト近郊に住み、ファンタジーと自然科学を融合させた独特な作家活動をつづけている

酒寄進一[サカヨリシンイチ]
1958年生まれ。上智大学、ケルン大学、ミュンスター大学に学び、新潟大学講師を経て、現在は和光大学表現学部教授。子どもに関わる表現全般に取り組みつつ、現代ドイツの児童文学、ヤングアダルト小説の研究と紹介を行っている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

空箱零士

4
★★★☆ ネグロマヌス撃破、しかしレベッカのお腹の子が犠牲に。うーん……全体的に牛歩な上に後手後手感が否めず犠牲も成果に見合わぬくらいにボロボロ出てしまっている。チート能力に助けられはいるものの、言動がやや前のめりに過ぎるし、詰めの甘さや要領の悪さが随所に見られて、なんともすっとろい印象を受けてしまう。いくらなんでも、ああも青臭い「真実」を居丈高に掲げて、バチカンの枢機卿と教皇を悪しき様に罵ったのは印象悪い。「暁の円卓」さえ滅ぼせば、人類が「真実」に目覚めると思ってるんすかね、と皮肉を言いたくなってくる。2018/12/29

kei

1
☆☆☆☆☆2011/10/14

ちょん

1
本書は『暁の円卓』第四之書「暗黒の歳月」の前編にあたります。本書では1930年代がクローズアップされ、この期間にデービッドとレベッカが移動した距離には当時としておどろくべきものがあります。トーキョー、ニューヨーク、ワシントン、パリ、ミラノ、ローマ、ハイデルベルク。20世紀もこの時期になると、交通手段の発達によって、いよいよ世界の距離が縮まってきました。本書での交通手段はそれでもまだ船、鉄道、自動車ですが、やがてここに空の乗り物が加わります。飛行船から飛行機、そして飛行機はプロペラ機からジェット機へ。そうし2008/01/01

psy

1
時代は戦間期へ。緊迫した社会。秘密結社の動きのセイだったのか・・・次巻も楽しみです。2010/08/19

ymg

1
第3作)ネグロマヌスをやっつけたが・・・どうする?2009/06/12

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