内容説明
愛媛・道後に住む家族の飼い猫“マル”。人間を観察しながら優雅に過ごしているが、メス猫“スリジエ”が家族に加わり生活は一変。ふてくされて、家出をして、県内各地を東へ、西へ。愛と悲しみの大冒険が始まる―!
著者等紹介
早見和真[ハヤミカズマサ]
小説家。1977年神奈川県生まれ。2008年、自らの経験を基に野球部を描いた「ひゃくはち」でデビュー。「イノセント・デイズ」で第68回日本推理作家協会賞受賞
かのうかりん[カノウカリン]
絵本作家。1983年今治市生まれ。動物や自然などをテーマに絵を描く。「いろんなおめん」で第6回フジテレビBe絵本大賞入賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ででんでん
78
かのうかりんさんの絵の猫が、まあかわいくて風格があってたまりませんでした😁表紙といい、標題紙裏のアップの横顔といい…♥2020/03/17
馨
75
地元愛媛県内をデブ猫ちゃんが旅する絵本。愛媛県民として嬉しい本です。字が多く児童書レベル。絵が可愛いし愛媛の町並みもそのまんま描いていて、ここはあそこの絵だとすぐわかります。残念ながら私の住む市にデブ猫ちゃんは来なかったようですがお隣には来てくれたようでした。デブ猫ちゃん、その仲間が何しろメチャクチャ可愛いので、是非グッズになってほしいです。2019/04/07
佐々陽太朗(K.Tsubota)
47
読んでまず思ったのは「デブ猫ちゃん」が愛おしいのなんの。(ツンデレ系+ブサカワ系)÷2の主人公マルのかわいいことこの上ない。早見氏の文章によるキャラクター作りもさることながら、かのうかりんさんの絵が抜群に良い。そして早見氏の狙いどおりに愛媛の魅力が読み手に伝わってくる。現に本書を読み終えて私は「今年の旅先は愛媛に決定!」という気分になっている。 かくなる上は「デブ猫ちゃん」愛媛三部作の残り二作も読まねばならぬ。そして『八月の母』も読もう。2025/01/14
yumiha
42
イワゴーさん好みの顔のデカイ雄猫の表紙に一目惚れ(。・ω・。)ノ♡その雄猫マルが愛媛県を旅する。道後温泉、坊っちゃんスタジアムは、行ったことがあるけれど、他は全く知らなかったので、エエとこなんやなぁと思う。TV情報によれば、某お寿司屋さんが食べ歩いて魚が一番おいしかった愛媛県に自分のお店を持ったそうな。お話は楽しんで読めた。2021/05/04
たまきら
35
ネコの絵がかわいいのでワクワクして手に取り…ん?なにこれ…。前半の運命の出会いは楽しかったんですが、その後の愛媛の有名どころを無理やりのせる流れに戸惑いました。内輪では受けるんでしょうけど、正直ノリについていけなかったです。絵はかわいいのになあ…。2021/04/21