内容説明
“日本の黒幕”と呼ばれた政治家。戦前期の警察と地方行政の元締め内務省をバックに、政界で強い影響力を持った伊沢多喜男。その一方で天皇機関説の美濃部達吉や反軍演説の斎藤隆夫を擁護するなど、反骨少数派の立場を貫いた稀有な政治家である。
目次
修学の時代
内務官僚と明治国家
官僚政治家へ
政権への道
二大政党の時代
浜口雄幸を擁して
挙国一致と非常時
新官僚と伊沢閥
日中戦争と近衛新体制
戦時下の枢密顧問官
占領と改革のなかで
官僚政治家として
著者等紹介
大西比呂志[オオニシヒロシ]
1955年生まれ。日本近現代史を研究。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、フェリス女学院大学国際交流学部教授。長年「横浜市史」編纂事業に関わるほか、多数の自治体史に執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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