生きる!

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  • サイズ 46判/ページ数 228p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784860815998
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

名著『不良定年』から15年。命を賭した文芸と行動の日々。こうなったら毎日が弔い合戦だ!

目次

序章 生きてる人の世の中!なのだ
第1章 七重八重駅舎めでたし花の町
第2章 老人は荒野をめざす
第3章 人生はサヨナラ回転ドア
第4章 老いてますます生きるのだ

著者等紹介

嵐山光三郎[アラシヤマコウザブロウ]
1942年東京生まれ。『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。『芭蕉の誘惑』によりJTB紀行文学大賞受賞。『悪党芭蕉』で泉鏡花文学賞、読売文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ

64
筆者 結構前に「文人悪食」「不良定年」など軽妙洒脱な語りが面白く 硬い本の合間で楽しんだ。昭和を語る・・っていうテイスト。10歳以上年の離れた兄と同い年という事で私には身近に感じる。と言ってもまだまだお元気  「下り坂を否定するのではなく、下り坂を受け入れて」との言葉が良い。仕事を休んだ今週はとてつもなくバタバタで忙しい合間の読書になってしまったのだが ホッとする。折しも 身近な友人が病の重大な告白電話をしてきた日という事もくみしてか 内容が身に染みてくる・2022/10/21

tamami

33
嵐山さんは筆者より数年先輩であるが、ほぼ同年代。記事中の人名など、親しみを覚えながら読む。数多い死亡、追悼記事のなかで、坪内祐三さんと池内紀さんのそれには胸を打つものがあった。それにしても編集者というのは、これほどの人脈がないとやっていかれないものだろうか、というのが率直な感想。落語・講談を聴くような軽いノリで読了。シルクロードの考古学者として知られる加藤九祚に関わるエピソードが面白かった。無類の酒好きな加藤さん。「ハウ・オールド・アー・ユー?」と訊けば「アイ・アム・サントリー・オールド」とうなずく。2020/10/18

yyrn

23
嵐山光三郎(78)を知ったのは『笑っていいとも増刊号』にレギュラー出演するようになってからだと記憶するが、wikiで調べるとそれ以前から雑誌『宝島』などに「...なのでR」などのふざけた文体で登場し椎名誠らとともに「昭和軽薄体」と呼ばれた連中の一人だったと教えられ思い出した。80近くなっても相変わらずで、コレもそんな感じの本。出張の新幹線の中でヒマつぶしに読むと良い本。私には通勤の友。物凄く広い人脈をお持ちのようで、次から次へと出てくる有名人のエピソードが飽きさせない。が、本棚にしまうような本ではないな。2020/08/06

tetsubun1000mg

14
前半は自分が歳を取ったこと、体の不調、周りの友人・知人が亡くなっていくと嘆きいつもの軽い雰囲気はなかった。 中盤から明治・大正のお札に顔が出る偉人、文豪をなで斬りにしていく。 伊藤博文、野口英世、森鴎外など散々の言われようである。 成功者は良い話しか残らないのでしょうね。 後半はいつもの軽い調子と、リズムに乗った文章ですっきりと楽しめた。 御年78歳になられるが、不良老人を謳歌して良い見本(悪くてもいい)になってほしいです。 先頃亡くなった坪ちゃんとは親交が深かったようで、良い追悼文を読ませていただいた。2020/08/25

カタコッタ

13
面白い本でした。博識、多くの文人を友に持ち、そして多くの別れも。歳をとると思う事がありすぎて困るようでした。読んでみたくなる本が沢山書かれており、今年は読書で忙しくなりそうです。2025/02/01

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