内容説明
ケイティは、おばあちゃんといっしょに、有名なクロード・モネの展覧会にでかけました。そこでは「モネ絵画コンテスト」がひらかれていました。さっそく、お絵かきのとくいなケイティもかいてみることに…。元気いっぱい、しりたがりやの女の子・ケイティがまきおこす、びっくりゆかいな名画のなかの大冒険。モネの絵を細やかに読み解いて、親しみやすい物語をつむぎます。アートが子どもの生き生きとしたファンタジーを大きく育てる人気シリーズ、第10作。
著者等紹介
メイヒュー,ジェイムズ[メイヒュー,ジェイムズ][Mayhew,James]
1964年イギリス生まれの絵本作家。メイドストン美術大学でイラストレーションを学ぶ
西村秀一[ニシムラヒデカズ]
1984年山形大学医学部卒業後、CDC(米国疾病対策センター)インフルエンザ部門留学、国立感染症研究所主任研究官などを経て、現在は仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンター長
結城昌子[ユウキマサコ]
武蔵野美術大学卒業。アートディレクター、アートエッセイスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
50
『ケイティのふしぎ美術館シリーズ』の第10作。これってロングセラーなんですね。絵画の世界を自在に行き来できる女の子が、今度は自分で絵を描くことに挑戦します。ケイティは美術館が主催する『モネ絵画コンテスト』に応募します。優勝をねらう彼女はモネの絵画に入り、画家がみた美しい風景を探索します。ところがどこも大変。最後にたどりついたのは、美しいすいれんが咲く庭。締め切り時間ギリギリまで絵筆を動かし続けるのですが……。最初に入った『描くブランシュと読書するシュザンヌ』は、モネの血のつながってない娘さんだそうです。2014/07/22
ヒラP@ehon.gohon
21
ケイティがモネのような絵を描くとか、短時間で絵を描きあげるとか、話の本すじには無理を感じるのですが、モネの絵を楽しむという観点からすると、味わいのある絵本です。 ケイティは様々なモネの作品の中に入って、描かれた人と語り。風景を楽しみます。 美術館にいるような感じがしました。2021/06/05
Monsieur M.
6
ケイティのふしぎ美術館シリーズ、最終巻!寂しい……。今回はモネ。しかし、いつも同じ展開なのは、ある意味寅さんと同じだな……?2022/02/19
しろくま
6
ケイティシリーズ第10巻。モネの作品を観に行ったケイティ。ケイティはモネから絵を習ったというブランシュから絵の描き方を教えてもらえるなんてかなりラッキーですね。モネの作品とジヴェルニーの庭や池を見てみたくなりました。2017/05/25
ドラン3世
3
絵を書くのも大変なんですね。牛に追いかけられるのはまっぴらです。ケイティは将来、画家さんになるのかな。こんなにたくさんの絵画と触れ合えてきっと素敵な絵を書くのでしょうね。2014/08/03