内容説明
元気いっぱい、しりたがりやの女の子・ケイティがまきおこす、びっくりゆかいな名画のなかの大冒険。ルネサンスの画家・ダビンチ、ボッティチェリ、ラファエロ、カルパッチョなどの絵を細やかに読み解いて、親しみやすい物語をつむぎます。アートが子どもの生き生きとしたファンタジーを大きくそだてる人気シリーズ、第2作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
57
『ケイティのふしぎ美術館シリーズ」第2作。絵画の中を自由に行き来できる力を持った女の子が主人公。この本では15~16世紀のルネサンス時代に描かれた絵画が登場します。『モナリザ』とお話したくて訪ねてみると、微笑みの美女は「何百年も一人で寂しい」と涙をこぼします。元気づけようと彼女を外に連れ出して、さまざまな絵の中で友だち探しをしますが、行く先々でトラブル勃発。ドラゴンまで飛び出して大ピンチとなりますが……。ボッティチェリの『プリマヴェーラ』などルネサンス絵画には大好きな作品が多く、ぜひ本物を観てみたいです。2014/07/22
ヒラP@ehon.gohon
21
ルネサンス期の名画の中に入ったり出たり、自由に遊び回って絵を楽しむケイティです。 時代背景やモチーフが異なる作品に入りこむので、多少違和感がありますが、絵の勉強にはなりました。 モナリザって、意外とオチャメですね。2023/07/16
Cinejazz
13
ケイティとお婆ちゃんは、二人でよく美術館に出かけます。「ケイティは、どの絵がすき?」 「モナリザよ。 モナリザは、何故いつも笑っているのかな?」…気がつくと、ケイティはバルコニーのある広い部屋の中に立っていました。モナリザは、ゆったりとほほ笑んで、座っています「いらしてくれて、ほんとうに嬉しいわ。 わたくし、ここで何百年もひとりだったのよ」・・・〟ルネサンスの画家・ダビンチ、ボッテチェリ、ラファエロ、カルパッチョの絵の中を旅するケイティの「ふしぎ美術館」シリ-ズの第2巻です。 2025/01/03
Sayaka
11
ケイティのふしぎ美術館シリーズ第2弾。無理矢理ルネサンス期の絵画でまとめた感があるけれど、知っている絵なので娘達もノリノリ。短期間に色々読んだので、娘達はもうゴッホもピカソもドガもごっちゃになっています。しまいこんでる画集を出してこなければ。美術展にも行きたいなぁ。2018/02/18
しろくま
7
ケイティシリーズ第2巻。謎も多いモナリザですが、モナリザがしゃべったり動いたり、ボッティチェリの『春』に出てくる女の人たちとコラボしたりと、なかなか見ることのできない展開です。さらにドラゴンありライオンありと盛り沢山です。シリーズの中でもこれは男の子にもいいかな。2017/05/24