内容説明
笑いながら楽しんで読んでいくうちに見えてくる日本語と盛岡弁・南部弁の姿がここにある。さがる・たがる・すすける・かせぐ・せっこぐ・ずぼずぼず・かだる・やぐど・てっぽうづ・ただる・もんこぁくる・たまげる・ゆいっこ…の他に「外山節」「南部俵積み唄」、「壬生義士伝」の考察に至るまで、情報満載。
目次
脱線余話―子供のからかい言葉から
さかる(盛る)―さがる、さがる(下がる)―さがる 濁音、清音、鼻濁音
おごらせる―たがる・すすける
はたらく―かせぐ、怠ける―せっこぐ・ずるす
じとじとする―ずぼずぼず・ずぼめく・ずだめぐ・びじゃめぐ、きらきら―ぎんがぎんが・でらめぐ
仲間に入る―かだる・へぇる・ささりごむ・すずがる
嘘をつく―うそこぐ・うそまげる・うそたれる、ほらを吹く―ほらふぐ
冗談をいう―やぐどだじゃ・てっぽうづ
たたる・たたられる―ただる・ただらえる、ばちがあたる―ばぢぁあだる
もんこぁくる〔ほか〕
著者等紹介
黒沢勉[クロサワツトム]
1945年青森県十和田市生まれ。1968年東北大学文学部国文科卒業。以後、盛岡一高をはじめ岩手県内の高校に勤務。1990年岩手医科大学教養部助教授。1999年岩手医科大学教養部教授、現在に至る。宮沢賢治学会理事、社会文学会、国際啄木学会、子規研究の会、日本民俗音楽学会所属
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。