内容説明
ロンドンのテラス・ハウス、パリのメゾン・ア・ロワイエ、二都を代表する都市住居のあり方を、日本の戸建て・集合住宅のつくり方(=敷地主義)に照らし合わせ、住まいの都市的意味を問いかけるプロフェッサー・アーキテクトの提言。写真・図版多数収録。
目次
第1章 真剣なひととき―学生に語る(若木に想う;二人の科学者と二つの映画 ほか)
第2章 都市と住まいへのこだわり(煉瓦塀と柴垣―住まいの原体験;都市の住まいの二都物語―テラス・ハウスとメゾン・ア・ロワイエ ほか)
第3章 風景へのこだわり(日本人の風景観;不思議な風景―場所と証跡 ほか)
第4章 建築へのこだわり(アルヴァ・アアルトの建築モフォロジー―コンテクストとコラージュ;コンサベーションとリニューアル―都市と建築の持続可能性について ほか)
第5章 最終講義(えにし 私と建築と大学)
著者等紹介
小沢明[オザワアキラ]
1936年生れ。1959年早稲田大学理工学部建築学科卒業。1964年ハーバード大学大学院建築修士課程修了。1964~65年セルト・ジャクソン建築設計事務所。1965~80年槇総合計画事務所。1975年ワシントン大学、カンサス大学客員教授。1980年小沢明建築研究室を設立。1980~93年工学院大学特別専任教授。1993~2006年東北芸術工科大学教授、2002~06年同大学学長を務める。2006年東北芸術工科大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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