内容説明
個体の闇、時代の虚、そして生命の滅びの予感へと深く、練達のことばを届かせた、豊潤の第五歌集。
目次
1 桃明かり(きらめく蹄;樹上の風を;空にはウラン ほか)
2 秋の身体(花伽藍;薔薇叢―西洋美術をうたふ;四月の雨は ほか)
3 樹雨がにほふ(さびしき抱擁;昏睡の脳;春の耳たぶ ほか)
4 ナチュラル(猫日和;せんぶりの束;恋し円生 ほか)
著者等紹介
日高堯子[ヒタカタカコ]
1945(昭和20)年、千葉県生まれ。早稲田大学卒業
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