家族の時間

佐伯 裕子【著】

北冬舎（2002/08発売）

• サイズ B6判／ページ数 162p／高さ 20cm
• 商品コード 9784860730031
• NDC分類 914.6
• Cコード C0095

内容説明

昔、日本はアメリカとの戦争に敗れた。勝者に裁かれ、敗者の家族の時間が始まった。敗戦日本の責を負わされた家に、悲愁と屈辱の時間が流れていった。「敗戦日本」の家族。

著者等紹介

佐伯裕子［サエキユウコ］
１９４７年（昭和２２）６月、東京都杉並区生まれ。７０年、学習院大学文学部卒業。７６年、歌誌「未来」入会。９２年、第２歌集『未完の手紙』（９１年、ながらみ書房）で第２回河野愛子賞受賞
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感想・レビュー

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[kaizen@名古屋de朝活読書会]

#短歌 ほおずきの音のしきりなる耳もてば鳥になりたし鳥になりたし　#返歌 鳥になりほおずき小川を行き来して日がな一日暮らしていたい　

2016/04/22

[浦和みかん]

昭和30年台に青春を過ごした著者の、幼少の記憶を綴るエッセイ。戦犯者を身内に持つ家族の暗さ、貧しさ、移り変わる時代のどろどろとした雰囲気を、幼少の眼で語るから余計に不気味さがある。

2017/12/27