出版社内容情報
高梁盆地を取り囲む山は、高梁川の東岸北から臥牛山(487m)、高陣(502m)、狼岩山(523m)、愛宕山(427m)、高倉山(382m)、そして南に鶏足山(585m)と連なっている。川の西岸には、北から八(お)長(なが)富士(400m)、八(お)長(なが)山(436m)、日向山(358m)、稲荷山(418m)、神崎山(386m)がある。
臥牛山は、天空の城郭・備中松山城が建つ山で、松山城を訪れる人は年間4万人(高梁市役所調べ)といわれる。
愛宕山は火伏せの神が祀られた由緒ある山で、登山道には丁石が立ち、展望がすこぶる見事である。
高陣、狼岩山は、雲海に浮かぶ松山城を撮影するために高梁市が敷設した市道沿いにあり、秋、雲海の季節には大勢の写真愛好家が殺到する区域にある。
高倉山は高梁市街の南に聳える送電鉄塔が立つ山で、登山愛好家の登行欲をそそる山である。
高梁川西岸に連なる山々は、自然林に覆われ、探検的登山ができる魅力ある山域である。
これらの山の登山道は、一部を除いてほとんど一般には知られていなかった。その知られざる山道を、2017年11月?2018年4月、16名が延べ88日間に亘って踏査、整備し、それをまとめたのが「高梁の山登山詳細図」である。
● 踏査は2017年11月から2018年4月まで行われ、16名が参加して、延べ88日間にわたって行い、GPS(地球測位システム)で正確なコースを割り出し、ロードメジャー(回転式距離計)で地点間の距離を計測した。
●この地図は、国土地理院長の承認を得て、同院発行の2万5千分1地形図を複製したものです。(承認番号 平30 中複 第2号))
守屋 益男[モリヤ マスオ]
著・文・その他
小倉 浩[オグラ ヒロシ]
著・文・その他