内容説明
『昭和天皇実録』などの新資料を元に、「憲政の神様」と呼ばれた反骨政治家の生き様と死に様を見つめ、その実像に迫る!
目次
川入村
上京
慶応義塾
西南戦争
自由民権
大隈
秋田
出馬
藩閥体制
孫/文〔ほか〕
著者等紹介
今西宏康[イマニシヒロヤス]
昭和39年兵庫県神戸市生まれ。昭和58年岡山県立岡山大安寺高等学校卒業。平成元年筑波大学社会学類卒業。新日本製鐵入社。平成7年岡山に帰郷。卸センターにて伯父・父の事業に参画。平成19年今西農園開設。平成29年合同会社オフィスイマニシ設立。岡山の地方創生に一石を投じようと人物伝の執筆を開始する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はちこう
5
浅識な私は、犬養毅に関して五・一五事件で暗殺された首相という程度の認識しかなかった。犬養は満州の和平工作を目指すが、昭和維新を目論む将校らによって暗殺されてしまう。その舞台裏はまるでスパイ映画のよう。犬養が家族に見守られて息を引き取る最期の場面は泣ける。事件後、実行犯達の減刑嘆願運動があったことについては、著者は触れていない。ちなみに「恕」は 、思いやりの心で罪をゆるすという意味らしい。本書を読んでいる最中、司馬遼太郎賞受賞「狼の義 新犬養木堂伝」という本のことを知る。こっちも読んでみようかな。2021/07/15