内容説明
特定秘密保護法、集団的自衛権の行使を容認する安全保障関連法、そして共謀罪の制定…こうした政治状況のなかで「私たちはどこまで否と言うことができるのか」が問われている。ベンジャミン・ブリテン「戦争レクイエム」、ルイージ・ダッラピッコラの作品をもとに、戦争を二度と繰り返さない意志を芸術のなかに探る異色作。
目次
第1章 ベンジャミン・ブリテンの「戦争レクイエム」
第2章 ルイージ・ダッラピッコラの作品から
第3章 ルイージ・ダッラピッコラ オペラ「夜間飛行」
第4章 ルイージ・ダッラピッコラ オペラ「囚われ人」
第5章 トーマス・ミュンツァー
第6章 囚われ人の絶叫―吉田隆子