内容説明
ふつうの人間が、当たり前に暮らしていくとはどういうことなのか―生きる喜び、悲しみ、そして怒りが、静かに行間に滲む。エッセー集。
目次
1 男の介護(見えを捨てて再出発の日々;グループホームでゆっくり見守る ほか)
2 男の育児(相談しながら親もまた成長;障害の息子の学童保育を断念 ほか)
3 障害者福祉の行方(障害者支援費制度の充実を望む;障害者福祉の低下、とても不安 ほか)
4 本・映画・人(子どもはみんなスペシャルだ;アンパンマンの「心」がわかった ほか)
著者等紹介
多田光[タダアキラ]
1955(昭和30)年、岡山県岡山市に生まれる。平成元年、画文集『牛窓の町並み』自費出版。平成9年、画文集『岡山の面影』同。翌年、同書が第一回日本自費出版文化賞グラフィック部門賞受賞。平成20年、画文集『子どもの情景』自費出版。岡山市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶんこ
39
電子書籍で読みました。認知症で横暴な実父と、ダウン症の小学生の子どもを持つ著者。妻が看護師として生活を支え、著者は実父の介護と長男の面倒をみる毎日。特に実父に手こずる日々からのストレスは、読んでいるのが辛かったです。私が介護した実母はおとなしい人でしたが、それでもストレスはありました。近所で介護をする人たちの会があって発散できましたが、こういう仲間がいないと吐き出せずに大変でしょう。お子さんのことも行政や国の対応にたくさんの意見があって、実体験からと思うと余計切ない。2023/02/22
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