内容説明
ニワトリは昔から人と一緒に暮らし、親しまれてきた生き物です。今でもちょっと田舎に行くと、農家の庭先などでニワトリが走り回っている光景が見られ、朝方にはどこからともなくコケコッコーと甲高い声が聞こえてきたりします。時計が普及する以前、その声は時を告げるものとして、大変、重宝されていました。ニワトリを飼えば、毎日、新鮮な卵が手に入ります。かわいらしい愛玩品種などもいて、人懐っこく、とても飼いやすい生き物です。そんなニワトリとの暮らしを実現させるためのノウハウをご紹介しましょう。
目次
1 ニワトリと暮らす人々
2 初めての庭先養鶏Q&A
3 ニワトリの飼い方
4 ニワトリ小屋のつくり方
5 豊かなニワトリの恵み
6 もっと知りたいニワトリのこと
著者等紹介
今井和夫[イマイカズオ]
いまい農場。1958年生まれ。養鶏農家。1989年に大阪から兵庫県宍粟市(旧千種町)に移住して就農
和田義弥[ワダヨシヒロ]
人力社。茨城県筑波山麓の農村で田舎暮らしを実践するフリーライター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
榊原 香織
64
ニワトリのいる生活て憧れます。 可愛いし、雑草駆除、糞はたい肥、新鮮卵、で、最後は肉ですか・・ 余すところなし。 ネットで各種有精卵が飼えるそうです。 孵化させると安上り⁈2020/11/13
あじ
58
小学生の私は、休日だけは早起きだった。道路を隔てた住宅地のどこからか「コケコッコーー」と、威勢のいい雄叫びが聞こえていたのが懐かしい。私は隠遁生活をしたいと思っていて、ある程度の畑を持ち自給自足が出来れば良いと将来を見据えている。鶏は年に280個程度の卵を産み、二三年で締めて肉を食む。本書では血抜きから解体まで、詳しく写真で解説。卵は人間でいう排卵サイクルだとは知らなかったし、小さな石を飲む事も誤飲ではないと学んだ。餌の作り方、孵化の方法、DIYで小屋作り…解説と写真に大変満足した。2016/01/19
ラルル
45
鶏や卵のわかりやすい仕組みイラストから、色んな養鶏家の飼育スタイルや飼料を写真で紹介。更に餌の作り方やヒヨコの育て方の解説に、写真での締め方講座まで。どれも実に判り易く盛り沢山の内容です。これから鶏を飼おうと思っている方は必読! すでに飼育している人もとても参考になるのでオススメです2015/11/25
マリリン
42
かわいくて...の言葉に惑わされると、やや辛い部分もある。幼い頃、庭を歩くニワトリの姿が可愛くて抱き上げたり撫でたり餌を与えたりした記憶があるので懐かしい。寿命は10年~15年だが産卵が盛んなのは数年、さらに経年すると食肉としては固くて使えない。若鳥の○○というのを躊躇いなく食していたが、読んでいて可哀想になった。有精卵と無精卵の違いは胚が円形かどうかというのは知らなかった。飛ばなくても止まり木は必要かも。食用だがいざ飼ったら愛着がわいて締める事は出来ないかもしれない。最後に鶏肉を使用したレシピもある。2020/11/26
りょうみや
22
ページは少ないが、鶏の習性、飼い方、小屋の立て方、種類、歴史、そして締め方までありとあらゆることがコンパクトに書かれている。養鶏は他の牧畜と比べだいぶ手軽らしい。複数の種類の鶏を庭先で放し飼いで育てる、確かに鶏にとっても理想的で、そして美味しいのだろうなと思えるし、それと対比して工業製品になっているブロイラーの闇が目に付くようになる。こういう暮らしに憧れはするが、今のマンション暮らしとのギャップがかなり大きい。2021/04/26
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