内容説明
春と夏で違う校歌が流れる学校がある…『ドカベン』の明訓高校の校歌には「元ネタ」がある…勝ったのに相手校の校歌が流れたことがある…法然上人がつくった校歌がある…アレンジが変で録音し直した校歌がある…そんな甲子園校歌の世界に迫る感動の一冊!掲載校歌全80曲。
目次
第1章 超名門校編(横浜(神奈川・私立)
PL学園(大阪・私立) ほか)
第2章 常連強豪校編(明徳義塾(高知・私立)
常総学院(茨城・私立) ほか)
第3章 伝統校編(広島商(広島・県立)
早稲田実(西東京・私立) ほか)
第4章 話題校編(桜美林(西東京・私立)
済美(愛媛・私立) ほか)
第5章 名曲校編(習志野(千葉・市立)
智弁学園(奈良・私立) ほか)
著者等紹介
渡辺敏樹[ワタナベトシキ]
1964年、山梨県生まれ。県立富士河口湖高校を卒業後、明治大学文学部に進む。1985年より、ライターとしての活動を始め、多数の書籍や雑誌媒体、ムック等を手がける。「校歌アナリスト」として、音楽分野としての校歌啓蒙活動に尽力中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よこたん
37
“月影の いたらぬ里は なけれども 眺むる人の 心にぞ澄む” 大阪の上宮高等学校の校歌が昔から好きだ。法然上人の歌であり、日本一短い校歌らしい。以前は、校歌は勝たないと歌うことはできなかった。1999年春の選抜大会からは敗者の校歌も聞けるようになった(各校の初戦に限り、2回表裏の攻撃時に両校の校歌が流されるようになった)が。だから、聞き覚えのある校歌ということは、甲子園常連校ということ。懐かしい。やっぱり近畿が気になる。“ああ〜PL PL 永遠の学園 永遠の学園〜”野球がよく分からなくてもサビは歌えたよ。2023/07/29
ライアン
13
今までにありそうでなかった「校歌」の本。横浜の校歌のカッコ良さに異論をはさむつもりはないが、やはりトップバッターは横浜でなく日本一有名な校歌、PL学園で行って欲しかったな。桜美林ショックとか、健大高崎のとってつけたような最後の歌詞はやっぱり後からつけたしたんだなとか面白い。作詞大林宣彦作曲久石譲の如水館と、大津あきら&鈴木キサbローコンビの福岡工大城東の校歌は改めて聞いてみたい2015/08/24
ひよこ
0
これから試合終了後が楽しみ2016/10/01
siomin
0
世の中にはいろいろなマニアがいるものですが、校歌マニア、しかも他校の効果を聞ける貴重な機会は高校野球ということで、高校野球を通して校歌を解説した一冊。切り口が切り口だけに、高校野球の強豪校の校歌に偏ってしまうのが難点ですが、済美の魔法学園や、健大高崎のbe togetherなど、私でも聞き覚えのあったりするので、甲子園での校歌斉唱はかなり大きな意味があるようです。盛岡一高の校歌は作詞も選曲も在校生が行い未だに使われているのも驚きですが、一番驚いたのは上宮高校の校歌、作詞者が法然上人ですよ!2018/08/16