内容説明
J.デューイを源流とし、M.リップマンによって構想・開発された学校教育現場における哲学教育プログラムP4C(Philosophy for Children)の世界的指導者で、オーストラリアのPhilosophy in Schools Association of New South Walesの会長でもあるフィリップ・キャム氏の本邦初訳。P4Cの思想と意義、および実際の進め方を具体例に沿ってやさしく解説。小中学校の先生や教育行政に携わる人たちにもお薦めの一冊。
目次
第1部 探求への招待(考えることを学ぶ;教育的活動としての哲学的探求)
第2部 教師の仕事(物語教材を選ぶ;探求の共同体を作る;ディスカッションの計画を立て様々な補助手段を準備する)
第3部 考えるためのツール(概念のツー;推論のツール)
著者等紹介
桝形公也[マスガタキンヤ]
1947年神奈川県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。大阪教育大学名誉教授、武庫川女子大学名誉教授
井谷信彦[イタニノブヒコ]
1980年大阪府生まれ。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程研究指導認定退学。博士(教育学)。同研究科助教を経て、武庫川女子大学文学部教育学科講師
高井弘弥[タカイヒロミ]
1960年茨城県生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。樟蔭女子短期大学・島根大学教育学部を経て、武庫川女子大学文学部教育学科教授
宮澤是[ミヤザワタダシ]
1959年福島県生まれ。関西学院大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。現在、武庫川女子大学文学部教育学科准教授
中川雅道[ナカガワマサミチ]
1986年京都府生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、神戸大学附属中等教育学校教諭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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