内容説明
我々が択び取ろうとしているものは人間的連帯か、それともコスい世渡りの人生か。崩れゆく中流社会のこれからを考えるためのヒントに溢れる諸論考や、日高六郎氏との未公刊の対談の記録を収める。
目次
1 個人主義の風景(個人主義と現代(対談:日高六郎・伊藤彌彦)
近代日本の個人主義(概観的試論))
2 中流社会の風景(現代儀式の風景;中流意識の行く末;出世意識と中流意識)
3 もの言えぬ風景・書評(多事争論のすすめ;最近の天皇制論議について;韓国への三度の旅 ほか)
著者等紹介
伊藤彌彦[イトウヤヒコ]
1941年東京都生まれ。1965年国際基督教大学教養部卒業。1973年東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。現在、同志社大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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