出版社内容情報
膵臓がんを主たる専門とする外科医として多くの実績をあげてきた著者が、人体について、細胞のふるまいから臓器の働き、老化やがん、免疫といった現象までを易しく解説します。細胞内の現象、生体内の現象、ヒト社会の現象、それらはすべて、内界と外界とのコミュニケーションから成り立っています。これらの巧妙な仕組みを、それぞれのレベルで対比して考えてみると、どのレベルの世界にも同じような社会現象があるということがわかって面白いものです。実社会の事象や人物、物事、音楽・映画作品などへの喩えや関連するエピソードをふんだんに交えながら展開される「人体」の話は深く、興味深く、読者をその世界へと導きます。専門知識を持たない方でも肩肘張らずにスッと入れる“通読できる”人体の教科書です。
【目次】
外科医として活躍してきた著者が、人体について、細胞の振る舞いから臓器の働き、老化やがん、免疫といった現象までを易しく解説。
内容説明
外科医として活躍してきた著者が語り尽くす、通読できる“人体の教科書”
目次
第1章 「細胞の中の社会」をのぞき見る(細胞とは 「細胞が生きている」とは、どういうこと?;遺伝子 DNA鎖は、なぜ、うまく同じものがコピーできるの?;糖鎖・血液型 血液型は、なぜ、ヒトの性格と関連性があると言われるの? ほか)
第2章 「カラダ社会」のできごとについて知る(老化・死 ヒトには、なぜ、寿命があるの?;受精 卵子さん、なぜ、2位じゃダメなの?;細胞間コミュニケーション カラダ社会では、どのように複雑なメッセージを伝えているの? ほか)
第3章 「ヒトの臓器」について一通り知る(脳 脳の進化は、どこまで続くの?;血液 赤血球は、なぜ、核を捨ててしまったの?;筋肉・骨 マグロは、泳ぐのを止めると死ぬというのは、なぜ? ほか)
著者等紹介
廣田昌彦[ヒロタマサヒコ]
1958年生まれ。熊本大学医学部で、肝胆膵外科学、膵臓病学、プロテアーゼ病態学を専攻(医学博士)。熊本大学大学院医学薬学研究部消化器外科学・准教授、タンペレ大学(フィンランド)外科・Visiting Professor、カロリンスカ医科大学(スウェーデン)外科・Visiting Professorを経て、2011年より熊本地域医療センター・院長を7年間務め、2022年より長崎国際大学健康管理学部健康栄養学科・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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