出版社内容情報
1879年にエジソンが白熱電球を実用化し、1882年にはその彼がニューヨークで世界初の商用発電所を開設しました。ここから本格的に「電気の供給」が事業としてスタートします。そこから140年以上たった今では、電気はあまりに当たり前に使用されています。人間にとって最も重要なインフラといって過言ではないでしょう。そんな誰もが毎日当たり前に使っている「電気」とは一体何なのでしょうか。どのようなメカニズムで生じてどのように活用されているのでしょうか。
本書では、概念だけを伝えるのではなく、数式も確認しながら物理学としての電気の基礎知識を易しく解説していきます。電気を理解した上で、電気を生む「発電」についての基礎知識も学ぶことができる一冊です。
【目次】
内容説明
物理学としての電気を学ぶ本格的入門書。人間が電気をつくれるようになったのは19世紀になってからのことです。電気発見の歴史から、磁気と電気の違いと共通点、歯ごたえのある電気理論までを解説。発電の仕組みと現状も紹介します。
目次
序章 人類、電気と出会う
第1章 電気の正体って何?どんな性質がある?
第2章 電気の性質をくわしく知る
第3章 電流とはどういうものか
第4章 電気の力と磁気の力は何が違うのか
第5章 交流発電の原理を知る
第6章 水力から人力まで発電のいろいろ
著者等紹介
川村康文[カワムラヤスフミ]
環太平洋大学次世代教育学部教授兼国際科学・教育研究所所長、北九州市科学館スペースLABO館長、東京理科大学理学部物理学科嘱託教授(非常勤)、(社)乳幼児STEM保育研究会理事、STEAM保育研究会会長、STEAM教育メソッド研究所所長。1959年、京都市生まれ。博士(エネルギー科学)。歌う大学教授。みんなが明るく楽しくなる「ぷち発明」を基礎とした「かわむらメソッド」を提唱。専門は、STEAM教育、科学教育、サイエンス・コミュニケーション。高校物理教師を約20年間務めた後、信州大学助教授、東京理科大学助教授・准教授を経て2008年4月より教授。その後、2025年4月より現職。サイエンス・レンジャー。科学技術の発明が多く賞も多数受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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