出版社内容情報
木は自分で動くことができないけれども、そこにある木は置物ではありません。確かに生きている「生物」です。本書では、樹木医でインタープリターとしても活動する著者が、そんな「木」のすごい仕組みを余すところなく伝えます。自分で動くことができないからこそ、あらゆる手段を使って木は生きています。傷がつけば、人と違って損傷した部分が治癒することはないので新しい組織を付け足して傷をふさいだり補強したりしていきます。その経過はすべて年輪に刻まれるので、街路樹や公園の切り株を見るだけでもいろいろなことが想像できます。木と向き合うときに大事なのは、「なぜこうなっているのだろう?」と想像してみることです。植物たちの型にとらわれない生き方を、ぜひ著者と一緒に観察してみてください。
内容説明
鳴かなくても動かなくても、木は“圧倒的に”生きている!「木」を一つ一つ丹念に観察すると、声を出さず、動くこともしないからこその生きざまが見えてくる。彼らのすごい仕組みを樹木医の著者が“やけに詳しく”解説していきます。
目次
第1章 木のきほん
第2章 木が自分を支える構造
第3章 木の姿から読みとれること
第4章 年輪からわかること
第5章 木も生きている
第6章 木と暮らす生き物
第7章 身近な木の図鑑と木のもろもろ
著者等紹介
瀬尾一樹[セオカズキ]
1994年生まれ。名前はペンネーム。樹木医・インタープリターとして、都内近辺とウェブを舞台に身近な自然の魅力を発信している。街中に生える路傍雑草と呼ばれる植物や、木が生きていくための仕組みに興奮する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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