京大地理学者、なにを調べに辺境へ?―世界の自然・文化の謎に迫る「実録・フィールドワーク」

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京大地理学者、なにを調べに辺境へ?―世界の自然・文化の謎に迫る「実録・フィールドワーク」

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  • サイズ 46判/ページ数 398p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784860647636
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0025

出版社内容情報

本書は、これまで50ヵ国以上を訪れた地理学者の京大名誉教授が、調査・研究のために旅して得られた地理学的知見を、現地で遭遇した様々な体験を交えて語った「実録・フィールドワーク」です。アフリカ・アンデス・絶海の孤島・ヒマラヤ地域などを訪れ、ふつうに暮らしていては体験できないフィールドワークの現場を描きつつ、それぞれの地域の自然・文化・社会の実態を明らかにしています。地理学者はいったいどんなことを調べているのか? それで何がわかったのか。強盗に遭ったり、車が横転したりしながらも、好奇心のおもむくままに調査・研究に突き進んだ著者の悪戦苦闘のフィールドワーク冒険記です。

内容説明

地理学者が世界中を旅して遭遇した様々な体験を、地理学的知見を交えて綴るエッセイ風「実録・フィールドワーク」。どこで、どんな手法で調査して、何がわかったのか。つらいことも楽しいことも含めて、悪戦苦闘の海外調査の現場を描いたノンフィクション!

目次

ブレーキの壊れたルノーで調査!?―カメルーン北部の半乾燥地における地質と住居の建て方の関係とは?(1999年)
ザンジバルの美しい珊瑚礁と世界遺産の旧市街地はかつて奴隷貿易の拠点だった―イスラーム信仰と地域社会をザンジバル(タンザニア)で探る(1992~2023年)
昼は熱々、夜は寒い。ナミブ砂漠の満天の星の下での晩酌は最高だ!―ナミブ砂漠に生育する植物やその生態、それを取り巻く住民生活を探る(2001年)
テント・冷蔵庫付きの四輪駆動車でナミビア全土を駆け巡る―初めて科学研究費を獲得してナミビアで研究プロジェクトを始める(2001年)
日中の砂丘の地表面は熱したフライパンのようだ―クイセブ川の環境変遷を探る(2001年)
イスラーム指導者のマラブーはまるで芸能人のようだ―イスラーム信仰と地域社会をセネガルで探る(2001年)
ナミブ砂漠の涸れ川沿いの河畔林が大量枯死しているのはなぜ?―大学院生たちとの「ケニア縦断空の旅」とナミビアでの調査地探し(2002年)
ゾウの鼻で身体を吹き飛ばされても調査を続ける院生―ナミブ砂漠で砂漠ゾウの調査に挑む(2004年)
よちよち歩きのペンギンを見ながら自転車をこいで喜望峰へ―ケープタウンの特異な植物区系界を調査する(2004年)
窓がなく、ネズミが走り回る石造りの家を借りて調査する院生―南アフリカ共和国の中にある小さな山岳国レソトでの調査(2005年)
ヤギ放牧とシロアリ塚の不思議に迫る―院生たちの調査地探しでナミビア全土を回る(2006年)
夏は土砂崩れ、冬は積雪と格闘しながら車で山を登る―ヒマラヤの神秘の大地アルナーチャルで調査を始める―森林とヤク放牧(2007~2009年)
点在するゾン(城塞)の設立の謎に迫る―ヒマラヤの神秘の大地アルナーチャルでの調査(2010年)
少年を生け贄にして悪霊に捧げる儀式とは!?―ヒマラヤの神秘の大地アルナーチャルでの調査―精霊崇拝とポン教、チベット仏教(2011年)
ブリザードで立ち往生、インド軍に救出される―ヒマラヤの神秘の大地アルナーチャルでの調査―トイレのしくみ(2013年・2017年)
湖沿いの細長い国マラウイは道路を横断すれば隣国だ―マラウイの亜熱帯疎林ミオンボ林での調査(2007年)
炎天下のイスラーム世界の神秘とネームタグが生んだ奇跡―イスラーム信仰と地域社会をチュニジアで探る(2008年)
冷たいビールを飲むために毎日隣国まで買いに行く―ギニアの熱帯林でチンパンジー、植生、土壌の調査(2009年)
温暖化で山を登る可憐な永久花を見つける―ケニア山・キリマンジャロでの調査(2009年)
人と文化がカヌーで長距離伝播していった太平洋の島々―太平洋諸島(タヒチ、ラパヌイ、パラオ)での調査(2011年・2012年)〔ほか〕

著者等紹介

水野一晴[ミズノカズハル]
1958年名古屋生まれ。京都大学大学院文学研究科(地理学専修)名誉教授。理学博士。名古屋大学文学部史学科地理学専攻卒業、北海道大学大学院環境科学研究科修士課程修了、東京都立大学大学院理学研究科地理学専攻博士課程修了。専門は自然地理学(植生地理学)、アフリカ地域研究。調査地域は、ケニア山、キリマンジャロ、ナミブ砂漠、アンデス、インド・ヒマラヤ地域であり、調査・研究で訪れた国は50カ国以上。著書に『神秘の大地、アルナチャル―アッサム・ヒマラヤの自然とチベット人の社会』(昭和堂、2014年度日本地理学会賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

宇宙猫

11
挫折。見たものあったことを全部書く純文学のような文章が苦手。2024/08/03

たかぴ

4
現地で調べるのはこんなに大変なんや。ド派手な車両事故しててよく生き残れたわ。2024/06/30

お抹茶

2
ナミビアなどのアフリカを中心に,ヒマラヤ,南米などのフィールドワークを語る。事故,九死に一生を得た経験など強烈なエピソードが多く,何の研究の話なのか忘れてしまう。テントで強盗に襲われた学生や,高床式のトイレで高温発酵される堆肥に手を突っ込んで温度を測る学生も。ケープタウンにはケープ植物界という極端に狭い植物区界があり,固有種も極めて多い。冬季の降水は規則的で年変動が少なく,夏季はほとんど降水はないが霧が発生して著しい乾燥を防ぎ,比較的短い寿命で世代交代が可能で,多年生植物の規則的な種子生産・定着も可能。2024/06/22

takao

1
ふむ2024/07/07

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