出版社内容情報
「でない」、「かつ」、「または」それに、これらから派生する「ならば」などは、特別な知識ではなく、ごく普通の人がごく普通に思考するうえで、極めて大事な言葉です。日常会話レベルでは、その意味の解釈が個人によって多少曖昧でもトラブルは発生しないかもしれません。また、曖昧性のために日常会話がかえって円滑に進むこともあります。
しかし、様々な人が混在している複雑な社会では、「でない」「かつ」「または」「ならば」などの基本用語について最低限の共通認識は必要です。基本をしっかり押さえていればこそ、安心して曖昧さを受け入れることができます。
本書では、表とベン図を使って、読者が論理学と集合の基礎知識を身につけられるように解説していきます。
内容説明
複雑な社会・人間関係において、あいまいさを受け入れるためにも必要な共通認識となる論理の基礎を、表と図を使って一つ一つ丁寧に解説。
目次
プロローグ ちょっと気になる日常会話(論理は嫌い、だけど…;「安くて旨い」の否定は? ほか)
やさしい論理学(第1章)論理を表で考える(「命題」という言葉に慣れよう;記号~、∧、∨を使おう ほか)
やさしい論理学(第2章)論理を図形で考える(命題と条件;集合とは ほか)
やさしい論理学(第3章)論理雑学(証明;背理法 ほか)
付録(非包括的離接について;「遊び」の答え ほか)
著者等紹介
涌井良幸[ワクイヨシユキ]
1950年、東京生まれ。東京教育大学(現、筑波大学)理学部数学科を卒業後、教職に就く。現在はコンピュータを活用した教育法や統計学の研究を行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ろくしたん
youta32449999