出版社内容情報
物理学は、未来を予言できる学問です。古くは天体の運動に始まり、この世界がどのような仕組みで動いているのかを明らかにすることで、これから先の未来の世界について考えてきました。世界をいかに正確に捉え、高い精度で予測するか?が物理学に課せられた使命です。
本書では、そんな物理学の基礎となる「高校の物理」の基礎を、身近な現象や話題を入り口にしながら詳しく丁寧に解説します。「風船で空を飛べるか?」で浮力やアルキメデスの原理などを、「ICカードの電源はどこか?」で電磁誘導や誘導起電力、レンツ・ファラデーの法則などを学んでいきます。
内容説明
「物理学」の基礎となる「高校の物理」の基礎を、身近な現象や話題を入り口にしながら詳しく丁寧に解説します。「風船で空を飛べるか?」で浮力やアルキメデスの原理などを、「ICカードの電源はどこか?」で電磁誘導や誘導起電力、レンツ・ファラデーの法則などを学んでいきます。「物理基礎」の内容はもとより、「物理」で扱う「力学」「熱力学」「波」「電磁気」「原子」を網羅しており、全体像をつかむこともできて、さらにしっかり学ぶことのできる一冊です。
目次
第1章 「力」のバランスを探る―力のつり合い/剛体のつり合い
様々な力や圧力の働き
第2章 「動き」を予測する―運動の解析/運動の法則/慣性力の出現
第3章 「エネルギー」の視点で見る―運動量の変化と保存/エネルギーの変化と保存/熱とエネルギー/気体の状態変化
第4章 「繰り返される現象」を分析する―円運動と単振動/遠心力の出現/振動の重ね合わせ
第5章 「波動」の特徴を捉える―波・音・光の性質/粒子性と波動性
第6章 「電気と磁気」のつながりを理解する―電気と磁気の性質/直流・交流の電気回路
第7章 「原子核の構造」に迫る―原子・原子核の構造とエネルギー/放射線と放射能
著者等紹介
小川慎二郎[オガワシンジロウ]
学生時代には、パスタがアルデンテになるときの内部構造についてX線散乱を用いて研究し、近年は、イタリアに長期滞在してルネッサンス期の絵画技法と光学の関係について研究するなど、料理やスポーツ、芸術を物理学の視点から楽しむことが主な研究テーマ。事務局長を務めるNPO法人理科カリキュラムを考える会では、世界各国の科学カリキュラムや教科書の研究を進め、日本の科学教育の未来について日々考える。桜蔭学園や福岡雙葉学園、早稲田佐賀学園の物理科主任を歴任し、現在は早稲田大学高等学院にて中高生に物理や理科を教える傍ら、夕方には理科教員を目指す大学生を相手に理科の授業づくりについて講義し、夢を語っている。早稲田大学出身(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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