Beret science<br> 科学の目で見る 日本列島の地震・津波・噴火の歴史

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Beret science
科学の目で見る 日本列島の地震・津波・噴火の歴史

  • 山賀 進【著】
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  • ベレ出版(2016/07発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 303p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784860644765
  • NDC分類 210.17
  • Cコード C0044

出版社内容情報

記録の残っている5世紀から現代までの日本列島の地震・津波・噴火の歴史を、できる範囲において、科学的な目をもって見つめなおす。日本列島は、世界的に見ても極めて稀有なところと言えます。4枚ものプレートがひしめき合っていて、そのうち3枚のプレートが一点で接している場所が2つもあるという大変なところなのです。地球上でとりわけ地質活動が活発な、プレートの境界(しかもたくさんの)に位置しているため、日本列島には火山も多く、地震やそれにともなう津波も多いのです。本書では、地震の記録が残っている5世紀から現代までの地震・津波・噴火の歴史をできる範囲において「科学的な目」をもって見つめなおします。
いつどこでどんなことがあったのかを時代を追って俯瞰することで、平穏な日常の大切さについても考えさせられるかもしれません。

第0章 地震と火山が多い日本の基礎知識
第1章 416年から1600年
   (古墳時代?安土桃山時代)
第2章 1601年から1870年
   (江戸時代)
第3章 1871年から1950年
   (明治時代?第2次世界大戦直後)
第4章 1951年から2000年
   (昭和時代中期?平成時代初期)
第5章 2001年から2016年半ば
   (21世紀)

山賀 進[ヤマガ ススム]
1949 年 新潟生まれ1968 年 東京都立立川高等学校卒業1973 年 名古屋大学理学部地球科学科卒業1973 年?2015 年 麻布中学校・高等学校教諭(理科・地学)●物理や化学みたいな分析的・個別還元主義的な自然の見方以外に、まず総合的・全体的に対象を捉える方法もあるということを伝えるのを目標に、中高一貫校で40 年以上、理科の“地学” を教える。教えた 生徒数は延べ人数で7000人?8000人くらい。●自分の備忘録を作ること、中高生に宇宙と地球と人類について何がわかってきたのかということを伝えるのを目標にホームページを公開している。http://www.s-yamaga.jp/●著書『君たちの地球はどうなっているのか そして、どうなっていくのか?かけがえのない地球?』(麻布文庫)、『一冊で読む 地球の歴史としくみ』、『地球について、まだわかっていないこと』(以上、ベレ出版

内容説明

年表形式で歴史の流れがつかめる。起こった現象のメカニズムがわかる。本書では、地震の記録が残っている5世紀から現代までの地震・津波・噴火の歴史をできる範囲において、科学的な目をもって見つめなおします。

目次

第0章 地震と火山が多い日本の基礎知識
第1章 416年から1600年(古墳時代~安土桃山時代)
第2章 1601年から1870年(江戸時代)
第3章 1871年から1950年(明治時代~第2次世界大戦直後)
第4章 1951年から2000年(昭和時代中期~平成時代初期)
第5章 2001年から2016年半ば(21世紀)

著者等紹介

山賀進[ヤマガススム]
1949年新潟生まれ。1968年東京都立立川高等学校卒業。1973年名古屋大学理学部地球科学科卒業。1973年~2015年麻布中学校・高等学校教諭(理科・地学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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禿童子

14
私立中高一貫校の地学教師を40年以上勤めあげただけあって、年表形式で地震・津波と火山の噴火を列挙しながら、読み手を退屈させないメリハリの効いた本で一気に読み通せた。通読して日本の歴史の転換点に天変地異(自然災害)が伴っていることに気づく:安土桃山時代の慶長年間の連続地震、ペリー来航後の安政の大地震、大正の関東大震災以後の軍国主義と太平洋戦争末期から続いた南海トラフの連続地震、そして阪神淡路と東日本大震災。地震予知の先駆者今村明恒の記述が詳しい。三宅島の火山ガス大量噴出のメカニズムなど新しい知見がどっさり!2017/09/23

Yutaka Matsuzawa

12
【再読】プレート境界の危険な立地にある日本。この本は記録に残っている地震・津波・噴火を年表形式で解説。著者が元地学の先生なので災害ごとの特徴やメカニズムがわかりやすい。私の記憶にある1970年以降も災害が多かったな。上記以外でも近年は大被害の災害が多い。巨大台風の大規模停電、集中豪雨による水害、土砂崩れ、コロナウィルスも災害だ。災害の多い日本なので経験を蓄積し次に生かし、縦割り行政の弊害のない迅速に対応できる組織、災害省をつくるべき。先行きのわからない疫病が進行中だが、天災は忘れた頃にやって来るから。◎2020/04/24

おりぜる@論文終わるまで読書可能時間激減

11
これも2年くらい積んでた本。▼有史以降の西暦400年代から現在までの地震・津波・噴火の年表が、ひたすらに続く。一冊まるごと年表というスタイル。大きなイベントは解説があり、コラムや補足として地震等の詳しい現象の解説もある。また、地震学の発展の歴史も。▼日本列島は1000年とかそれ以上のスケールで見れば、地震被害が起きない場所はないんだな、というのが改めて実感できた。いつ起こるか分からない災害に備え、個人的にも社会としても防災対策を忘れてはいけないと強く思う。2018/10/08

Yutaka Matsuzawa

8
「災害は忘れた頃にやってくる」日本がいかに多くの災害に見舞われてきたかがよくわかる。年表形式で読みやすい。情報量も多く災害ごとのメカニズムも理解しやすい。地学が好き、もしくは地震・津波・噴火に興味のある方には是非オススメ。◎2016/11/10

だんだん

2
日本の地震と火山について記録した本。もちろん東日本大震災や御嶽山噴火も書かれている。 最古の地震記録が割と新しい。まぁ、海外には紀元前のヴェスヴィオ火山とかあるわけだし残ってないだけで絶対にそれ以前にも地震や噴火はあっただろうけど。 地震大国日本に住んでるなら一度は目を通しておいた方がいいかも。2018/11/10

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