古文を楽しく読んでみる

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古文を楽しく読んでみる

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784860642068
  • NDC分類 817.5
  • Cコード C2081

内容説明

古文は現代語とは違いますのですんなりとは読めません。しかし時代が違うとはいえ同じ日本人が書いた日本語です。それぞれの文章の書かれた時代や作者の立場を想像しながら読んでみると、遠いと思っていたものが、ふと近くに感じられる瞬間があります。本書では、古文をこよなく愛する著者が、さまざまな時代とジャンルの古文を身近な大学入試問題から手始めにとりあげ、読解の基本もチェックしながら楽しく読んでいきます。

目次

序章 「入試古文」を考える
第1章 昔話を読み直す…時代による変容
第2章 浄瑠璃・狂言を読む…セリフの面白さ
第3章 俳文を読む…軽いトークを聞くように
第4章 歌物語を読む…歌から始まるストーリー
第5章 仏教説話を読む…真実を見通すまなざし
第6章 説話を読む…コメントする視点のあり方

著者等紹介

松尾佳津子[マツオカズコ]
1963年大阪生まれ。京都大学文学部卒業。同大学院文学研究科国語国文学専攻博士課程を経て、現在は主に河合塾で古文を教えている。専攻は中古中世の和歌(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mick

3
著者の古文愛が感じられる。なぜ古文を学ぶのかへの答えもなるほどと納得がいった。大学入試問題を読み、クイズのように解いていくと、時代による解釈の変遷もよくわかる。もしろかった。2016/01/12

遠野

2
「古文を学んで何の役に立つの?」の答えがこの本にはありました。著者が本当に古文を愛し楽しんでいるのが伝わってきますし、とても読みやすかったです。古文は特殊なものだからと感性のスイッチをオフにしたまま読み進めてしまいがちですが、それではいけない、本当は古文も現代小説と同じ感覚で読むべきだ、というのには得心が行きました。古文を受験のための暗記科目と割り切ることにもやもやしている高校生や、古文を教える先生方などに特にお勧めしたいです。2011/02/25

ぴーじぇい

1
毒キノコの話と、いつくかの異なるエピソードと解釈のある歌物語の紹介が面白かった。あと学校ではあまり習わなかった夜の文化背景とか。風流な人って即興で掛詞モリモリの歌をよめるのすごすぎって思ってたけど、いくらかはフィクションなのかもね。文法や単語を忘れてしまっているので分からないことが多くて悔しかったけど、面白詳しい解説と現代語訳があるので楽しめた。2015/09/14

円舞曲

1
古文の面白さ興味深さを思い出しました。2009/05/19

けん

0
(図書館本)。「こういうコンセプトの本を読みたかった!」と、買うことを前提に図書館で、試読のつもりで借りてみた。←しかし、「はじめに・・・」で著者が書いている様な素晴らしい考え方が、中味に全く反映されていない様に思えて「ガッカリ本」だった。この中味なら、「受験用の古文の参考書や問題集の方が、よほど面白味がある」と思えた。期待が大きかっただけに、とても残念な結論になってしまった。「買う前のチェックは大事だなあ〜」。2019/09/28

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