内容説明
年俸の増加は指数的と対数的のどっちがいい?経済成長、利息計算、給与体系、137億光年の彼方、ナノの奥底、計算尺、マグニチュード、星の明るさなどなど、この数学を知ることで、世の中の仕組みが見えてくる。
目次
第1章 指数とはどういうものか?―世の中は「指数」でできている
第2章 指数のしくみ―指数はどうやって拡張されるか
第3章 指数をそーっと覗いてみると…―指数ワールドめぐり‐この激しすぎるもの
第4章 人には対数が必要だ―対数とそのしくみ
第5章 戦艦大和は対数が造った―計算尺ものがたり
第6章 対数をじっと見つめてみると…―対数ワールドめぐり‐このあまりに人間的なもの
著者等紹介
深川和久[フカガワヤスヒサ]
1952年生まれ。京都大学理学部(数学専攻)卒業、同大学文学部(社会学専攻)卒業、東京大学大学院修士課程(社会学研究科)修了。教材出版社等に勤務し、教材制作に従事した後、フリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲンゲン
0
あっという間に読めてしまうくらい簡単に書かれていた。印象に残ったのはマグニチュードの計算と、対数を用いた計算尺だ。特に計算尺は計算機のない時代に普通に使われていたことと、その時代の人達は対数表をかなり使っていただろうことだ。対数を習ったばかりのころ2と3の常用対数をつかって計算を求める問題があったが、この計算はその時代の人々と同じやり方で計算を体験してみるといことだったと改めて気づかされた。2016/10/28
ftoku
0
学び直しで読んだが、分かりやすくて、つまづきなく読めた。雑学的に身近な事例もとりあげているのが非常によい。「計算尺」の名前は知っていたが、その仕組みや概要を知らなかったので面白かった。2014/03/24
ぷー太郎
0
非常に分かりやすい本。身の回りによくある事例も出ていたので良かった。別の本を読んでて、「対数」を含む式と理解できなかった説明があったので、この本をちょいとつまみ食い。2012/04/03
Sleipnirie
0
まる