内容説明
なぜ病気は「治そうとしない」人ほど治るのか?40万人が支持する心が一気に楽になる方法。必ず病気が治る3つのステップ。
目次
第1章 頑張らなければ病気は治る5つの理由
第2章 「不安」を取り除けば病気は治る
第3章 病気が治らない2つのパターン
第4章 「受け入れる」だけで病気は治る
第5章 「なかなか治らない」を楽に乗り切る方法
第6章 家族が頑張りすぎると病気は治らない
第7章 「感謝」で病気は治る!
著者等紹介
樺沢紫苑[カバサワシオン]
精神科医、作家、映画評論家。1965年、札幌生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。札幌医大神経精神医学講座に入局。大学病院、総合病院、単科精神病院など北海道内の8病院に勤務する。2004年から米国シカゴのイリノイ大学に3年間留学。うつ病、自殺についての研究に従事。帰国後、東京にて樺沢心理学研究所を設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
H29リオのカーニバル
59
出版記念講演に参加させていただいた。精神科医としてどのように患者と信頼関係を結び回復へと導くのかがメンタル部分とホルモン作用の両面から論理的に語られていた。私は病気ではなく、学力の伸び悩む生徒を受け持つ立場だが、見事に応用が利きそうで楽しみだ。公演中わいたインスピレーションのメモも今後の指導に活かせるのではと期待している。2015/02/07
かめりあうさぎ
18
病気は闘って完治させるものではなく、否認→受容→感謝の行程を経て、今よりも少しずつ良くなっていくもの。NG行為は悪口、逆に涙を流す、笑顔を作る、感謝をするは積極的にしていきたい行為。2023/07/31
やまねっと
10
僕はひょんなことからこの先生を知ることができて、考え方に随分助けられた面があります。 僕は精神疾患を患っており、若い時は病気が治るということで元に戻るのが病院の役割だと思っていた。でも、23歳の時の自分と30歳の時自分ではもう違うのだ。というのがこの本で気付かせてくれる。元には戻らないのだ。新たに可能性を見出した自分を構築することを望んでいる。精神疾患を患ってしまったのは、後の残る怪我をしたと思っています。 寛解し、新たな自分で振り返ったら20代を振り返って見たらもう覚えていないことの方が多いです。 2020/09/18
daidainngo
8
私はこの本を読むまでは持病に対して絶対に直さねばと意気込んでいた。しかし、この本を読んで病気に対して闘いを挑むが如く意気込んではいけないと学べた。あまり病気を意識するとストレスが増え、自らの自己治癒力が低下してしまう。逆に病気を受け入れることによってストレスが減り病が治りやすくなると知った。だから自分もこれからはあまり病気に対して意識しすぎないようにしたい。また、感謝の心を持つことや他人のために何かする利他の精神を持つことが更に病を治すの役立つそうだ。自分もこれからそう言った精神を持ちたい。2019/09/08
わえ
8
タイトルを見て買う。キーワードは否認・受容・感謝。/うつ病は、これ以上、無理をすると身体が壊れますよ、死にますよ、というときに作動する「緊急停止装置」。/治るも気から。/「言語情報」が入ってくると、扁桃体の興奮が抑制され、ネガティブな感情は鎮まり、気分も改善され、決断能力が高まる。/人の悪口などを言った場合、脳のストレス系の情報伝達の過程で、「誰が〜」という認識ができない。/セロトニンは脳の中で"切り替える"役割をしている。/ヘルパーズ・ハイ。/与えられているものに感謝するだけで、心身ともに健康になる。2019/06/12