内容説明
1に運動、2に食事、しっかり禁煙、最後に薬。誰も言わない、薬、医者、医療の本当のこと。本当に人を健康にする答え。薬剤師、栄養学博士だからこそ知り得た本当の意味で、健康的な生活を送る方法。
目次
第1章 薬が病気をつくる(薬が毒になるとき;「新しい薬=いい薬」は本当か? ほか)
第2章 医療が病気をつくる(医者が働かないと死亡者が減る!?;自分を守るのは医者ではなく自分自身 ほか)
第3章 薬をやめると病気は治る(なんのために病院に行くのか;薬は「身体の声」にフタをする ほか)
第4章 薬をやめるとがんも治る(がんは自分でつくっている;がん検査で被曝という矛盾 ほか)
第5章 病気にならない身体のつくり方―私が薦める11の健康法(何が「健康」で何が「病気」なのか;楽しく食事をとる ほか)
著者等紹介
宇多川久美子[ウダガワクミコ]
薬剤師・栄養学博士(米AHCN大学)・ボディトレーナー。一般社団法人国際感食協会代表理事。有限会社ユアケー代表取締役。ハッピー☆ウォーク主宰。NPO法人統合医学健康増進会常務理事。1959年千葉県生まれ。明治薬科大学卒業。薬剤師。講演、セミナー、雑誌等での執筆も行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ばりぼー
53
薬=毒であることは既に十分承知していますが、確認のために読了。「医療はサービス業であり、患者は消費者」「病院は患者さんを治した成果ではなく、処方した薬やおこなった検査の数などの出来高で報酬を得るため、さほど必要のない検査でも推奨する」「生活習慣によってなる病気は、生活習慣によって防げるし治せる」「痛みなどの不快な症状は、宿主に知らせるために体が発するアラームであり、これを薬で抑えてしまうとさらに重大な健康障害を引き起こす」など、納得できる話ばかりで自説を補強できました。自分の体を治せるのは自分だけです。2015/03/29
ニッポニア
37
薬は気休めに過ぎない、という真理。以下メモ。薬剤師がいう、薬は人間にとって異物である。予防接種は劇薬。近年常識の湿潤療法、傷口を乾かさないようにワセリンとラップで覆うだけ、自然治癒力で治す。入浴剤も、合成色素、汗腺から体内に浸透する。漢方薬も副作用はある。サプリメントは死んだ食品。製薬会社の数字トリックに注意。薬や検査の出来高で報酬を得る医療現場、売れば食える仕組み。なんの自覚症状もないのに、基準値を根拠に薬を出す。全世界のCTスキャンの5割が日本にある。ごちそうさま、と声に出すと脳が食欲を抑えてくれる。2025/06/07
レモン
33
幼少期を除いて元々風邪で医者にかかったり市販の風邪薬を飲む習慣のない家庭で育ったためか、薬って本当に効くか?と長年疑問に思っていた。説明不足だったり少しいきすぎてると感じる表現もないことはないが、概ね賛同できる内容。薬で一時的に症状を誤魔化しても病気そのものが治った訳ではないことは頭に入れておくべき。医者を頼るべきポイントや良い医者の見分け方などについても言及してほしかった。2023/08/07
ばりぼー
27
「薬の発明はこの世の最大の悲劇である。医者のしていることは、そもそも病気を引き起こしてしまったライフスタイルに対して、継続の許可を与えているようなものだ。(ジョエル・ファーマン医学博士)」薬とは人工的な化学合成物であり、薬効とは人工物である薬を体内に取り入れることによって起こる化学反応である。どんな薬も症状を抑えるだけで、病気そのものを治すことはできない。サプリメントも薬ほどではないが、特定の成分を合成して作られた異物にすぎず、いわば「死んだ食品」。自然にあるものから、その命を感じて栄養を摂取しよう。2019/10/18
kubottar
17
ある国で、医者がストライキをしたら死亡率が減った話が面白かった。手術をしなければ短期間における死亡者は減る理屈か・・。2014/06/19