内容説明
打ちのめされて、倒れて、泣いて。たとえすべてを失ったとしても、まだ打てる、まだやれる。心の中の火は消えていない。
目次
第1章 ベテラン力
第2章 なにくそ力
第3章 身体力
第4章 指導力
第5章 人間力
第6章 信じる力
著者等紹介
山崎武司[ヤマサキタケシ]
1968年11月7日、愛知県生まれ。1987年、愛知工業大学名電高等学校からドラフト2位で中日ドラゴンズに入団。96年に39本塁打で本塁打王を獲得。2003年に交換トレードでオリックス・ブルーウェーブ(当時)に移籍。04年に戦力外通告を受け、1度は引退も考えたが、田尾安志監督の誘いなどもあり、05年、新規参入の東北楽天ゴールデンイーグルスに入団。07年には11年ぶりとなる本塁打王(43本)と初の打点王(108打点)の2冠を獲得した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おしゃべりメガネ
117
イメージしていたとおり、ヤンチャな方でしたね。よく言えば豪快、豪胆なんだと思います。本作を読んで、あくまで個人的にですが、ちょっとしっくりこない感じが残ってしまいました。これまたよく言えば'男気'なんでしょうが、違う目線?でみると大人げないというか…。選手同時に合わなかった監督やコーチをばんばん実名で綴るのはなんとも…。反骨精神なんでしょうが、いちサラリーマンの私としてはもう少し大人になって振る舞うというコトをある意味、再認識?できたかもしれません。プライドを持つコトと頑固なことは似て非なるものかなと。2020/05/17
Kentaro
34
歳を取ってくると、自分の経験しか信じられなくなるもの。そのため、ベテランになるとものすごく練習をするようになる。とは言っても、練習を見ている人間のなかには、山﨑はあまり練習していないと感じる人もいるかもしれない。確かに、若い選手と比べれば練習量は少ない。「ものすごく練習している」とは、「ものすごく考えて練習している」ということなのだ。二度もクビになりながらも、自分のため、人のためにプロ野球選手であり続けたいと、愚直なまでに前に突き進む馬鹿な男もいる。 人間、誰でも強い意思さえあれば復活することができる。2020/06/18
木内恒人
3
決してパワーだけじゃなく、とても観察力・察知力に優れた野球選手。相手投手、味方、監督、後輩、同僚、よーく観察して、その時・状況に一番合った選択をする。監督に対してでも意見するときは意見する。後輩に対しては行動で示す。同時に実績も伴っている。あと2~3年は現役続行可能とみる。2000本安打まであと219本は余裕で達成。2度もクビになった男に怖いものはない。2011/12/07
gachi_folk
2
プロで25年間バットを降り続け、まだまだ現役にこだわり続ける男、山崎選手の言葉には説得力がある。引き続き応援する!2012/01/19
じゃがたろう
1
意志を貫くことの大切さを感じた。無駄を笑うものは無駄に泣くとか、当たり前のことを人間は忘れがち。ブラウン監督の野球に関しては新しい視点を得られた。2017/09/04