内容説明
「他人の望むようにしすぎる人々」、「平気で人を支配しようとする人々」、「人と人との関係をうまく結べない人々」、人の組織には、こうした人々が数多くいる。それらのほとんどすべての人々が、人間関係のストレスに悩んでいる。「人はなぜ人間関係に悩むのか」―これは人との関わりの中で生きる人間にとって、永遠の課題。そして、千差万別と思われている人間関係の悩みには、実は驚くようなパターン化がみられる。本書は、そのパターンとメカニズムを、二〇〇〇ケースから分析し、独自の視点で明らかにする。
目次
序章 対人関係のルーツはどこにあるのか
第1章 自分の矛盾に気がついていない人々
第2章 人の期待に応えようとしすぎる人、平気で人を傷つける人
第3章 人間関係に悪循環が生まれるメカニズム
第4章 怒りは怒りを誘発し、やさしさはやさしさを誘発する
第5章 男と女―支え合う関係
第6章 ある女性の手記―「私は、私が気持ちいいことをする」 自分不信・男性不信・人生不信からの解放
著者等紹介
岩月謙司[イワツキケンジ]
1955年、山形県生まれ。早稲田大学卒業後、筑波大学大学院博士課程生物科学研究科修了。テキサス工科大学(Research Associate)、日本石油(株)中央技術研究所を経て、現在、香川大学大学院担当教授。専門は動物生理学(動物行動生理学・感覚生理学・細胞生物学)、人間行動学(対人関係のメカニズム)。動物生理学では、共生のメカニズムや走触性、光感覚受容の細胞学的研究に従事している。第8回東洋経済新報社高橋亀吉賞受賞。理学博士
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