感想・レビュー
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長嶺壽俊
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太平洋戦争の遠因といわれる日系人に対する、アメリカの「排日移民法」（１９２４年）。日米間の軋轢を解消しようと動いたシドニー宣教師。外務大臣小村壽太郎とその長男欣一や渋沢栄一。シドニーの叔父シオドールやシドニーの姉宮崎のクラーク宣教師夫人、有吉忠一や福島邇のヒューマニズムにあふれた物語。八十数年間判らなかったアメリカから贈られた「青い目」の人形総数や道府縣へ配分された人形数を文部省及び外務省の公文書発見により明らかにした。また、１９２７年当時の新聞発見により、最近まで不明であった、「日向瓊子」を探しだした。2015/08/28
