感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あんぱん
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お墓のない集落の話が印象的。 霊山を信仰し聖域に畏敬の念を払い生活する。自然と共に生きる木地師、漂泊の山の民が許容されない時代に生まれたことがちょっと残念。2022/11/27
志村真幸
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著者は高千穂の郷土史家。高千穂町史の編纂などに関わったという。 本書は、高千穂に残る木地師の痕跡を追ったもの。主として江戸から明治初期の文書を用いることで、実態に迫ろうとしている。地名を手がかりにしたり、実際に現地を歩きまわったりも。 しかし、あまり深く分析がなされていないし、推測の部分がかなり多い。資料の扱い方にも疑問を感じる。 熊とオオカミの記録も併録されている。熊は昭和初期まで少数ながら生息しており、捕獲記録について。オオカミは1743年の記録があり、その詳細を紹介したという点では貴重。2021/11/28
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