みやざき文庫
古代日向・神話と歴史の間

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  • サイズ B6判/ページ数 263p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784860612467
  • NDC分類 219.6
  • Cコード C0021

内容説明

男狭穂・女狭穂の被葬者は?古代日向史の最大の謎が明かされる。宮崎の地から南九州、その先の海と大陸を望んで、中央(畿内)政権と拮抗しつつ、独自の社会を築いた首長たち。考古学の成果を駆使して、古代史の謎に迫る注目の書。

目次

序の章 「3対7の社会」その成立と発展―南九州古代史論への視座(青銅の神を仰がず;第3の弥生文化;果実の中味;転移する結実;海に開く南九州;海を行き交う)
1の章 古代日向・考古学の散歩道(氷河と始源―はじまりの足跡;火山と共生―早すぎた成熟;稲穂と争乱―第三の弥生文化;墳墓と祭政―背反する握手;国家と祭政―囲われた都鄙)
2の章 日向神話の考古学(檍原(阿波岐原)の考古学
高千穂の考古学
木花開耶姫の考古学
海幸と山幸の考古学
東征・征西の考古学
仁徳天皇と髪長媛の考古学
雄略天皇と眉輪王の考古学
「諸県君」の考古学)
3の章 歴史を大地に読む(測量図は語る;最先端技術で読み解く―謎解きの輪郭;巨大古墳に眠る被葬者)

著者等紹介

北郷泰道[ホンゴウヒロミチ]
1953(昭和28)年、宮崎県都城市生まれ。立正大学文学部史学科考古学専攻卒業。1980(昭和55)年度から、宮崎県教育庁文化課に勤務し、宮崎学園都市遺跡群発掘調査を担当。以後県内の発掘調査に従事。1993(平成5)・1994(平成6)年度、「西都原古墳群保存整備活用に関する基本計画」(1995年3月)の策定を担当。1995(平成7)年度、歴史ロマン再生事業による西都原古墳群の整備・活用事業を担当。1997(平成9)年度以降、埋蔵文化財係長として県内の埋蔵文化財発掘調査の調整に当たると共に、同整備・活用事業を総括。2000(平成12)年度から、西都原対策班主幹として西都原古墳群の整備・活用事業と西都原資料館再編整備事業を総括。現在、宮崎県立西都原考古博物館主幹・宮崎公立大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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GAKU

1
書き手の文章に癖があるが、古代宮崎の歴史がわかる良書。特に考古学的アプローチからかかれている。完璧の語源の「玉璧」のことを知ったのは大きい。2010/05/08

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