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内容説明
急速な高齢化の進展とともに、意識が突然、途切れてしまう「高齢者てんかん」を患う患者さんが増えている。しかし、症状が認知症と似ているため、適切な処置が受けられず、病気を進行させてしまうケースが多い。薬を服用すれば治る病気だけに、早期発見・早期治療が大切になる。どんな病気?どんな症状がある?どうやって診断する?どうやって治す?親族に高齢者を持つ人はもちろん、老人ホームやデイサービスで介護にあたるスタッフ、そして家庭医や内科医などの医療関係者まで、いま喫緊の話題である高齢者てんかんについて、知っておくべき情報をまとめた本。
目次
プロローグ 「高齢者てんかん」を知っていますか?―50歳代から発症する脳の萎縮に伴う病気
第1部 ケース・スタディで学ぶ「高齢者てんかん」(誰もがかかりうる、誰も知らない病気―「てんかん」は子どもがかかる特別な病気ではない;認知症やうつ病と間違われやすく、併発することもある―「てんかん」らしくない静かな発作;高齢者てんかんは診断がむずかしい―脳波の異常が現れるのは発作時のみ;高齢者てんかんは適切な服薬でコントロールできる―症状改善のポイントは抗てんかん薬との相性;高齢者てんかん発見のカギは、周囲の関心と理解―「異常なし」と診断されたときこそ疑ってほしい)
第2部 診断のポイントと治療の注意点(高齢者てんかんの診断―てんかんの診断は発作がすべて;高齢者てんかんの治療―高齢者てんかんの治療は服薬が基本)
エピローグ 高齢者てんかんとともに暮らす―てんかん患者を支える地域社会
著者等紹介
久保田有一[クボタユウイチ]
1973年静岡県生まれ。医学博士。朝霞台中央総合病院脳神経外科統括部長、脳卒中・てんかんセンターセンター長。および東京女子医科大学、同八千代医療センターてんかん外来担当。山形大学医学部卒業後、東京女子医科大学脳神経センター脳神経外科に入局。国立精神・神経センター武蔵病院を経て、2009年よりアメリカ・クリーブランドクリニックてんかんセンターに留学、その後フランス、マルセイユにあるティモン病院神経生理部門客員研究員として深部電極の研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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