内容説明
ホームズはコカイン中毒だった。ホームズは依頼人を恐喝していた。ホームズは童貞だった!?…etc.マニアも知らなかった姿を一挙公開!思わず作品を読み直したくなる、大人のための副読本。
目次
Prologue ホームズの誕生―聖書に次ぐベストセラーはこうして生まれた
1 ホームズの時代―ヴィクトリア朝イギリスの社会と生活
2 ホームズの私生活―19世紀ロンドンの暮らしがわかる
3 ホームズを取り巻く人々―おなじみワトソンから生涯のライバルまで
4 ホームズの探偵術―観察、推理、変装、話術、すべて検証
5 ホームズの横顔―さまざまな二面性を抱えた“人間・ホームズ”
6 シャーロッキアンへの道―読むほどに広がり深まる“ホームズの世界”
著者等紹介
諸兄邦香[モロエクニカ]
1963年、東京生まれ。東京大学法学部を卒業後、証券会社に勤務。その後著述・翻訳業に転身。辞典類や学習書の執筆を手がける。本名は田中立恒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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桂けい
8
ホームズの入門書として読むには、オススメの一冊。 ワトソンは、結局何回結婚したんでしょうかね(^^;2017/04/04
viola
7
昨年ホームズデビューし、全作読み、パスティーシュも5作くらい読み、これが初めてのホームズ関連書。読んでいてふつうに面白く、またあれもこれもと再読したくなってきます。ただ、気になるところも。論文を書いたりするとどうしてもシビアになってしまうのですが、あまりにも「~~~~らしい」が多すぎる!いいところまで調べているのだから、どうしてあと1歩調べないのか?そんなに難しくないでしょう?と思えてなりませんでした。こういう説もあるが、私はこう思う、と書いているのは面白くっていいのですが。2013/02/27
ぽま
6
ホームズについて、多様な側面からスポットを当てた一冊。1テーマにつき見開き2ページ分でまとめあげているため、興味のある箇所どこから読んでも良い。ホームズ学初心者導入本といった所だが、取り上げるテーマに大きな偏りがないため好感が持てる。また、取り上げる説においても大体は多数説に立ち、珍説・謬説は排除されているため説得力がある。2012/03/04
柚桜
2
ホームズを読み漁っていた時に読んだ本。ホームズ作品全ての「あらすじ」と作品のタイプ別評価が見やすく表示されているのはいいと思います。2007/01/26
あやめ
2
図書館で借りました。さらっと読めて、時間をつぶすのには十分。2012/05/31