内容説明
かつて栄えた小人文明が消えた…小人家族がふみだした愛と冒険の物語。日本で生まれた本格的ファンタジー。
著者等紹介
わたりむつこ[ワタリムツコ]
宮城県白石市生まれ。東京女子大学日本文学科卒業。「はなはなみんみ物語」でサンケイ児童出版文化賞受賞。東京都在住
本庄ひさ子[ホンジョウヒサコ]
兵庫県西宮市生まれ。甲南大学文学部社会学科卒業。気まぐれに描いた創作絵本の入選をきっかけに、絵本やさし絵を手がけるようになる。神戸市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ako
12
双子の小人はなはなとみんみ3部作の1作目。優しい絵と冒険物語に子供の頃魅了されて何度も読みました。昔栄えていた小人族は戦争でほとんどが死に絶えた。しかし遠くの土地に他にも小人が生きていることがわかり、かつて使っていた魔法を蘇らせ探しに行くことに。戦争の恐ろしさや戦争に参加した者の責任などにも触れ、「戦争というのは戦っている最中には見えなかったものが終わってみて初めて何が真実だったか見えてくるもの」と白ひげじいさんが語った言葉が印象的でした。2014/11/22
紫伊
5
久しぶりに読みました。児童書のため読みやすいファンタジーとなっています。それに加え戦争を題材にしているので痛く重いと思うところも。でも乗り越えた上にある未来に希望があって白ひげじいさんの願いが叶って欲しいと思いました。まだまだ気になることが多いので次巻へ。2013/09/06
tubaki
3
小人、魔法、大きな岩羊、戦争、家族、気の良い隣人たち。どの章も変化に富み、はなはなやみんみと一緒に冒険をしているよう。夢や勇気がもらえる。とても面白い。こんな素敵な本に今まで出会えなかったんんて…勿体無いことでした。2012/07/26
merara
2
有川浩さんがオススメしていたのでよんでみた。小3の娘も楽しめるかな?と思ったけれど、反応はイマイチ・・・。残念。イメージしたお話と少し違った部分もあったけれど、私は楽しめた。3部作で完結だから読もうかな。とりあえず娘が読み終わるのを待って・・・。2016/02/29
りょう
2
子供の頃好きだった本。図書館で借りて読んでたから、手元には残ってなくて、大人になってから読み返したことはなかったんだけど…。一つひとつのシーンをきちんと覚えていて驚いた。印象に残る場面が多いせいもあるけど、それだけ深く物語の世界に入り込んでいたんだと思う。こんな短い本だったのか、という驚きも。子供は1年をとても長く感じるものだから、同じように本も長く感じるのかなあ。2015/11/01