望郷の海

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  • サイズ A5判/ページ数 395p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784860570811
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

享保14年、カムチャツカへ漂着した薩摩の少年ゴンザ(権左)は、『新スラヴ日本語辞典』を完成し、21歳の若さでペテルブルグに夭折した。作者はそのおどろくべき生涯の物語をめざし、丹念地道に少年の心と足跡と志を掘りおこした。そしてこのかくれた偉大な事跡とその存在を、堅実柔軟な筆致で興味津々たるロマンに仕上げた。舞台は、大黒屋光太夫がロシアから帰国する50年前のことである。

著者等紹介

徳永健生[トクナガケンセイ]
昭和16年鹿児島県生まれ。早稲田大卒。元鹿児島県立図書館長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えすてい

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子供向けの「ゴンザ」とはまた一味もふた味も違う薩摩人ゴンザの歴史小説。ゴンザに関する史料があまりないせいか、著者の想像によるところも少なくないけど、子供向けの「ゴンザ」よりはかなりボリュームがありドラマ性もある。子供向け「ゴンザ」では架空人物が多数登場してたが、この「望郷の海」では実際に交流があったとされる数学者オイラーとの関わりも描かれている。

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