内容説明
「国民の三大義務は憲法で決まっている」…と思っているそこのあなた。まずは「第99条」をよ~く読んでみて!平和と人権を守る日本国憲法と共にあらんことを…。
目次
第1章 天皇
第2章 戦争の放棄
第3章 国民の権利及び義務
第4章 国会
第5章 内閣
第6章 司法
第7章 財政
第8章 地方自治
第9章 改正
第10章 最高法規
第11章 補則
著者等紹介
ぼうごなつこ[ボウゴナツコ]
漫画家。神奈川県横浜市生まれ。社会風刺漫画をネットで多数配信
伊藤真[イトウマコト]
弁護士。伊藤塾塾長。法学館憲法研究所所長
松本肇[マツモトハジメ]
教育評論家。放送大学名誉学生。日本の教育・教養を考える会代表
福島みずほ[フクシマミズホ]
弁護士。社民党党首。参議院議員
井戸まさえ[イドマサエ]
ジャーナリスト。元衆議院議員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Mc6ρ助
15
噂に聞く自民党改憲案、ジックリ読ませていただきました。ひねた爺さまがとやかく言っても詮ないのかもしれないが、大日本帝国憲法や日本国憲法にみる格調の高さを、どこをどうイジればこのように品なく(場合によっては下品の域まで)変えられるのだろう。現憲法下で「敵基地攻撃能力」まで手に入れようとしている自民党政権、メンツ以外のなにが改正のドライビング・フォースなのだろう。改正の過程で国費を中抜きする大きな機会はなさそうな点は救いなのだろうか。爺さま、長く生きすぎたと嘆いてばかりはいられない。2022/03/19
バーバラ
7
Twitterにこの漫画が掲載されていた時は面白おかしく読んだものだが、こうして1冊の本にまとめられると著者の主観が散見され読む気が失せてきた。よって途中から漫画は読まず本文も流し読み。これなら6年前に出版された伊藤真弁護士の「赤ペンチェック自民党憲法改正草案」の方が現行憲法を理解する上でも自民党改憲案の危険性を知る上でも役に立つと思った。いずれにせよ衆参で改憲発議のできるような状態になった今、憲法をもっと身近なものと捉え、安易な改憲を許さないよう多くの人にこれらの憲法解説本を読んでほしい。2022/07/09
和
1
この本では、現行憲法が明治憲法から発展した背景と、自民党改正案に退化した場合に変わる内容が説明されています。私がこの本を読んだ理由は、「破壊者たちへ/青木理 著」に改憲草案の話題があるものの内容が理解できなかったので、この草案の内容を解釈するところから始めようと思ったためです。本書を読んで学んだ草案の問題点は、(i)現行憲法がもっている戦争を起こさないための工夫を、この草案は排除していること(ii)総理と内閣の権限が強く、三権分立が崩れること(iii)投票率の低下したときに改憲が容易になること 等です。2021/12/25
tossy
0
憲法を解説した本。自民党の憲法改正案もあわせて載せている。野党の目線での本。2022/08/11